2011年を振り返る・競馬編 | Bamboo Labo

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There is no love sincerer than the love of food.


双方の実家に行ったり、おせちを爆食したり
若者たちが懸命に走る姿を見たりしているうちに
あっという間に過ぎた正月。


♪金杯が来る前に~
  もう一度~2011年と
  め~ぐり逢いた~い♪


ということで、明日はもう中山初日なので
色々な出来事があった昨年の競馬界について
自分的10大ニュースとしてまとめておきたいと思います。



① ドバイWCで日本馬ワンツーフィニッシュ


② 東日本大震災で関東圏の競馬が中止、福島競馬は開催不能


③ オルフェーヴル3冠達成


④ WIN5発売


⑤ 南部杯を東京競馬場で開催


⑥ シンボリルドルフ、サクラバクシンオー、サッカーボーイ死亡


⑦ メジロ牧場が競馬界から撤退


⑧ ロケットマン、スノーフェアリー、デインドリームなど、世界的名馬が来日


⑨ 馬券的&視覚的ベストレースは共にジャパンカップ



そして自分的に最も大きな出来事が・・・



⑩ ブエナビスタ引退   。゚(゚ノД`゚)゚。



これに尽きる。



大きな病気・怪我がなく、1日も調教を休まず、そしてドバイに2度も行って
一線級の牡馬と大舞台で戦い続けた牝馬がターフを去った。


財布が寂しくなっても「ブエナのレースで取り返せるし」と構えられ、
旅先でも「ブエナが旅費を出してくれるし」と大船に乗っていられた日々よ、
さようなら。


一昨年の天皇杯&ジャパンカップ(降着)の頃の強さは
本当に忘れられない。


サッカー観戦のために関西に出かけ、その翌日に
京都競馬場にて見たジャパンカップだが、ブエナ&キングダムの馬連一点で
どっか~んと勝負していた私は「審議」の青ランプに顔色まで青くなっていた。


しかし、ブエナが妨害した相手がキングダムってことで、
1,2着の着順が入れ替わっただけで、降着になっても馬券の対象になってくれて
旅代が出たという幸運。


というか、もともと降着レベルの妨害なのかどうか、スミヨンへのお仕置き臭プンプン
という部分は置いといて、とにかくその払戻しに舞い上がってターフィーコーナーで
思いっきりブエナグッズを買いこんだのもいい思い出。


初年度は大王との交配が伝えられているが
当歳にいったいいくらの値がつくのか今から恐ろしい。


それはともかく3年間、
本当にお疲れさまでした。


さて


明日はもう金杯が行われるので過去のことはこれぐらいにして、
昨年誕生した三冠馬オルフェーヴルの父、ステイゴールドについて一言。


昨年末、Green Channelの『証言者』という番組で三冠馬の父として取り上げられ、
久しぶりにその姿を見た。


引退し、年を重ね、種牡馬として今や確固たる地位を築き上げたというのに
そこには相変わらずの素行の悪さが映し出されていた。


「普通、種牡馬は年齢を重ねると落ち着いてくるものなのですが、
この馬は逆ですね。どんどんうるさくなっている。」という呆れ顔のスタッフ。


そして、彼のことをかつて“猛獣”と評した当時の調教助手への、
「引退時に何を思ったか」という質問の答えが、別れの寂しさより何より
「もうこの馬に乗らなくてもいいかと思うと・・」というのが可笑しかった。


気性難が子供たちの競走能力へと昇華している様は
まさに父サンデーを擦るもの。


現役時代、次々に勝ち去っていく他馬を見送りながら
長い間GⅠレースという高座に居続けた希代の善戦マンはついに三冠馬を輩出し
今や押しも押されぬ大種牡馬として君臨するまでになった。


スティーヴィー・ワンダーの名曲を名に戴くこの小柄な牡馬は
これからもその気性と能力を伝えつつその名の通り輝き続けるであろう。


オルフェーヴルを筆頭に産駒たちが

どんな風に名実共に暴れまくるのか楽しみである。