傅猫日記 | Bamboo Labo

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There is no love sincerer than the love of food.


帰宅してすぐやることは
鳥のササミを茹でること。


細かく切ってカツオの缶詰と混ぜて
猫たちに食していただく。


猫のトイレの片付けをして飲み水を取り替えていると、
ササミカツオを完食した猫たちが「もっとちょうだい」とわらわら寄ってくるので
今度はカリカリ2種類をブレンドして与える。


で、彼らがカリカリを食べている間に着替え、
洗濯物を片付けたり人間の食事の準備をし始めるのだが
カリカリを食べ終えた猫たちがいつの間にか足元に寄って来て
今度は「外に出たい」と鳴き出す。


仕方なく家事を中断してビールとつまみを持って
猫たちを連れてウッドデッキに出る。


椅子に座り「ああ、今日も疲れた」とビールの缶を開けようとすると、
猫たちの脱走が始まる。


「待たんか、コラ!」


警戒心という名のネジが何本かブッ飛んでいている小梅が
何の躊躇もなくガレージの下を潜り抜けて道路をスタスタ歩いていく。


速攻で確保し、ウッドデッキに戻る。
すると今度はタレがいない。


で、タレを連れて戻ると今度はLimeが・・という繰り返しなのだが
しばらくすると猫たちも諦めてくれて、大人しくデッキで寝そべるようになる。


そして、漸く
ビールにありつく。


暗闇の中、庭の間接照明に浮かび上がる長毛種の猫の姿は結構神秘的で
家路へと急ぐ遊歩道の人々の足を一瞬止めさせる。


工事現場帰りの若い兄ちゃんに「写真撮っていいすか?」と携帯を向けられた。
猫が大好きだけど、ペット禁のマンションなんだそうな。


フェンス越しに頭を撫でられたGINは
その場でひっくり返って腹を出して喉をゴロゴロ。


「うわあ、わんこみたいっすね!」と

兄ちゃんは相好を崩していた。





『今日のにゃわんこ』

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