百発百中のシシアンルーレット | Bamboo Labo

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There is no love sincerer than the love of food.


あなたがシシトウを 少し焼いてくれて
わたしがひとつぶの 山椒を乗せたなら
そのときが ふたりの 悲劇の始まり


ひとりじゃないって すてきなことね
あなたの舌先に 激痛が走る
ふたりで逝くって すてきなことね
いつまでも どこまでも 



以上、天地真理『ひとりじゃないの』の替え歌『辛いじゃないの』でした。
失礼しました、古くて。



というわけで


昨晩の酒の肴は獅子唐辛子、
要するに、シシトウだった。


替え歌なんか作ってる場合じゃないぐらいの辛さだったが、
舌をひーひーさせながらも、なぜか歌詞が浮かんできたので。


ところで、激痛が走るほど辛いものは
普通は10個に1個ぐらいだと言われている、シシトウ。


だからいつもならロシアンルーレットならぬ、シシアンルーレットと呼んで
酒飲みながら食べ遊ぶのだが、昨日袋入りで購入したシシトウは、
通常1割しかいないはずの辛いブツがたまたま集まった精鋭部隊だった模様。


どれを食べても強烈で、脳天突き抜けそうで涙が出た。うう。
その度に酒をガブ飲みするはめに。


ところで


替え歌と言えば、
昨年、こんなことがあった。


職場近くの宴会場で
送別会が大々的に行われたときのこと。


お開きの後、駅までの送迎バスが数台出て
私もその中の1台に乗ったのだが、酔っ払ってすっかり良い気分になって
ある同僚についての替え歌を、つい歌い始めてしまったのだ。


そして


そのマイクロバスの中が爆笑の渦だったのは
替え歌で槍玉に上げた同僚が実は同じバスの最後尾に
隠れるように座っていたという事実が判明するまでの間だった。


「すみませんっっっ!」と平謝りしたら
「面白かったですよ」とのお言葉。


穴があったら入ってフタをして
溶接したかった、あの夜。