1/700 阿賀野(WL)その3 | 模型工房 Autarkie

模型工房 Autarkie

艦船模型を中心にスケール模型を製作していきます。

お久しぶりです。
最近仕事が忙しくなかなか思うように模型を製作できていません…
今月は特に忙しく、ちょっと更新が不安定になると思いますが、気長に待って頂けるとありがたいです…
*今後更新が滞ってたら「〆切に追われてる」と思ってください(汗)

さて、阿賀野の続きです。
前回、艦橋と煙突を作りました。
今回は後部マスト、航空作業甲板の製作をしていきます。


いきなり出来ている後部マストです。
海魂のエッチングは一部しか使えません。


この部分の海魂のエッチング設計は基本的にタミヤのキットをエッチング化しただけのため、資料とまったく異なります。
そのため大部分を自作する必要があります。


ちなみにマスト先端は真鍮の半田付けで製作、太い部分は1mmアルミ棒です。


マストに追加した探照灯台下の13式見張方向盤はジャンクパーツから探してきました。
その下の1.5m側距儀ですが、資料では左右に1つずつ、2つが付いている設定です。
しかし、キットやエッチングの設定は1つだけの仕様となっています。
悩んだのですが、1つの方が装着に無理が無かったので今回は1つのみとしました。


航空作業甲板です。
パッと見よく出来ています。

裏側

裏側も作ってあるのを見るとかなり良い感じに見えます。
ですが致命的なミスが…


カタパルトが干渉する部分に手摺りがあります。
これではこの甲板かカタパルトのどちらかが絶対に取り付けられませんw
また、下に出っ張っている予備フロート置き場も手摺りで塞がれていますw
どちらも手摺りを撤去して取り付けなおします。

キットと比較。

キットとの形状の違いを書いて見ました。
まず、94式高射装置の部分はエッチングの形状が正しいようです。
キットを改造する場合は追加しないといけない部分ですね。
で、問題はキットにあるグレーチングの張り出し部分。
阿賀野型各艦ともこの部分に張り出しがあったようです。
で、調べたのですが、艦船模型スペシャルの資料では阿賀野のみグレーチングが無しとなっています。
しかし手持ちの図面ではグレーチング有りとなっています。
…どっちやねん

ってことで、写真を見てみます。
写真は「艦船模型スペシャルNo19」のトラック島で撮影された写真です。
ネットで検索しましたが、同じものは見つかりませんでした、気になる方は古本で探してみてください(汗)
それを見ると分かり辛いですが、私にはグレーチングの張り出しが無いように見えました。
それに阿賀野のカタパルトは通常より大型のため張り出しが無くても問題ない(むしろ邪魔か?)とも思えます。
ってことで、阿賀野はグレーチングの張り出しは無いと(私の中で)決めました!
あ、能代、矢矧、酒匂はグレーチングありますので注意してくださいね。

さて、次です。


キットから円筒を切り離して移植しました。
プラパイプにしようと思ったのですが、手持ちに合う径のものが無かったので…
で、微妙にかみ合わないのでエッチングの方を少し削ってあわせます。


こんな感じですかね、あとは軌条やクレーンなどでディテールアップしていきます。

次は切除した甲板上の小物を復活させます。


巻き上げ機(ウィンチ)です。
当初はレジンパーツを使おうと思ったのですが、在庫が3つしかなく、足りなかったので作ってみました。
時間が無くディテールはレジンパーツに及びませんがこの大きさ(1.5~2mm)なら問題ないかな?


こんな感じになります。


結構目立つ位置に付くのでディテールをしっかりさせたかったんですw
どうでしょう?

と言ったわけで、阿賀野の現状でした。
次は阿賀野の後部甲板と艦載機関連をご紹介して来週中には完成させたいところです。