厚労省は、食品の放射性物質の放射性セシウムについて、粉ミルクなど乳児用食品向けの規制値を新設 | 内部被曝、放射能問題、原発事故、地震、津波についての情報ブログ

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<提言>内部被曝と外部被曝は危険性が全く違います。屋外を外出する場合は、マスク等を着用して放射能を内部被爆しないようにいたしましょう。
東京や関東、東北の放射能が高い場所では、マスクやゴーグルを着けることで内部被曝を最小限にすることができます。

厚労省は、食品の放射性物質の放射性セシウムについて、粉ミルクなど乳児用食品向けの規制値を新設

(23日 14:36)時事通信社から引用

食品に含まれる放射性物質の新たな基準づくりを進めている厚生労働省は23日までに、放射性セシウムについて、粉ミルクなど「乳児用食品」向けの規制値を新設する方針を固めた。

他に「飲料水」「牛乳」「一般食品」の計4分類とし、それぞれ規制値を定める。

24日の薬事・食品衛生審議会部会に提案する。

半減期が短い放射性ヨウ素は現在はほとんど検出されないため、新たな規制値設定は見送る方向だ。

現在の暫定基準は食品を「飲料水」「牛乳・乳製品」「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」に分類。

日本人の平均的な食事量を考慮して、内部被ばくが年5ミリシーベルトに収まるよう計算し、飲料水と牛乳・乳製品は1キロ当たり200ベクレル、他は同500ベクレルと定めている。

厚労省は新基準で内部被ばくを年1ミリシーベルトに引き下げることを既に決定。

今後、4分類それぞれの規制値を同審議会で議論する。暫定値の5分の1程度になる見通しで、乳児用食品や飲料水は、より厳格にすることも検討する。

また、茶や干しシイタケなどの乾物は、水分を加えて飲んだり食べたりする状態での規制値を設ける方針だ。

ここからは、持論のコーナーです。

いい方向に進んでいるように一見感じる記事ですが、本当にこれで良いのでしょうか?!

厚生労働省は乳児用食品向けの規制値を新設する方針であることは、子供を持つ親ならうれしいニュースなんでしょうが、自分自身は不満があります。

福島第一原発事故による放出された放射性物質は31種類あるのに、放射性ヨウ素は検出されないから無視し、放射性セシウム134、137だけの基準を作って、充分であるとは思えないのです。

他の放射性物質については、完全無視をするつもりなのでしょうか?!

放射性セシウム134&137だけ検出されないからと簡単に農産物や牛乳、牛肉などを食べれますか?!検査する項目が少なすぎです。

さらに、内部被曝を年間1ミリシーベルト迄を許容する基準が来年4月からあてはめられる予定ですが、この年間1ミリシーベルトが自分自身としては、まだまだ10倍以上高いと感じています。

緊急事態の年間5ミリシーベルトの基準から、平時を想定した年間1ミリシーベルトは一見、基準が5倍厳しくなったからいいのではないかと思う方々も多いと思います。

しかし、自分自身としては、まだまだ10倍以上高いと感じています。

内部被曝だけで年間1ミリシーベルトの被曝ということは、被曝に占める内部被曝の割合が50%なら、外部被曝が1ミリシーベルトになり、合計年間2ミリシーベルトになります。

また、被曝に占める内部被曝の割合が25%なら、外部被曝が3ミリシーベルトになり、合計年間4ミリシーベルトになります。

東京都東部では、屋外の平均のγ線が0.20μSv/h、平均のβ線が0.12μSv/h(γ線の60%と推定)とすると合計は、0.32μSv/hになります。

室内は、屋外の40%とすると平均のγ線が0.08μSv/h、平均のβ線が0.048μSv/hとなり合計は、0.128μSv/hになります。

屋外の活動を6時間で、室内の活動を18時間と仮定すると一日あたりの外部被曝は、一日当たり4.224μSvになります。

年間に換算するために365日をかけると、1541.76μSv/年=1.54ミリシーベルト/年となります。

β線も考慮に入れたため、被曝量が60%増しになってしまったので、外部被曝だけで1.54ミリシーベルト/年となり、年間1ミリシーベルトを超える結果になるのです。

被曝する放射能はγ線だけでなく、β線を加算することで、現実的な被曝量に近づくはずだからです。

いづれにしても内部被曝と外部被曝を加算した合計の被曝量は、年間2.54ミリシーベルトとなります。

この年間2.54ミリシーベルトは、世界平均の放射能の被曝量の年間2.4ミリシーベルトに近く、ちょうどいいのではないかと始めは思ったのですが、よく考えると馬鹿な計算をしていることに気付くのです。

なぜなら、内部被曝した放射性物質が体内に残留することを考慮していないので、計算が全く違ってしまいます。

年間にどれくらいの被曝量の割合で体内に残留したままなのでしょうか、つまり毎年、体内に残る割合はどのくらいなのでしょうか(内部被曝残留率:自分自身で作った造語です)?!

10%でしょうか?!5%なのでしょうか?!3%なのでしょうか?!1%なのでしょうか?!0.1%なのでしょうか?!

0.1%だとしても内部被曝は、24時間365日、半減期の30年間は続く訳であり半永久的に被曝し、生きている間に放射能を出し続けると考えると、内部被曝は外部被曝よりも危険性が非常に高いと言えます。

内部被曝が年間1ミリシーベルトとするとも、初年度1ミリシーベルトの内部被曝をし、次の年は、前年の内部被曝した分の0.1%(1μSv/h)が残留して平均的に24時間365日体内で被曝している分だけで8.76ミリSv/年にもなるのです。1+8.76ミリSv/年=9.76ミリSv/年。

さらに次の年は、8.76ミリSv/年×2+1ミリシーベルト/年にもなるのです。

わかりますか?!御用学者どもは内部被曝した放射性物質は体外に完全に排出されるだとか、身体には修復能力があるから大丈夫だと主張するがが信用しない方がよさそうです。

やはり年間1ミリシーベルトの内部被曝を許容する日本の来年度から適用される基準にしても、10倍以上高いように感じられます。

自分自身がECRR(ヨーロッパ放射能防護委員会)が主張する年間0.1ミリシーベルトの被曝基準が放射能の被曝による健康被害を厳しく評価する基準としてかなりいい線をついているように感じています。

日本も内部被曝の危険性を厳しく評価するECRR(ヨーロッパ放射能防護委員会)基準を採用するべきです。

お馬鹿なIAEAに従っていると何回も死ななければならなくなりす。

内部被曝が外部被曝の何倍も危険な理由をご理解できましたでしょうか?!

内部被曝対策の大切さを感じていただけたでしょうか?!

内部被曝残留率が0.01%としても翌年の内部被曝は年間0.876ミリシーベルトになるのですから驚きです。

内部被曝残留率は実際にどれくらいになるかは正直わかりません。

しかし、100%体外に排出されることはないでしょう。器官や筋肉、骨など全身に蓄積される臓器親和性がそれぞれの放射性物質にはあるのは確かなことです。
それだけでも内部被曝の危険性はわかるはずです。