おはようございます。
街の電気屋さんの販促実践アドバイザー、メオマサユキです。

昨日から書いている「アマゾンに真似できない地域店づくり」。

2番目は「個」を出す。中に居る自分達のことをどんどん出そうよ、ってことです。

だって商品や工事技術だけのつながりなら、(例え自店が優れていたとしても)他との違いが見えませんものね。それに上回るお店が現れたら、あっさり乗り換えられる心配もあります。

そんな関係ばかりだと空しいですよね。

2番目に持って来たのは、①の継続をやっていないと、あまり効果を感じられないから。まず継続に意識を置く。その流れでやるから「個」が活きる。

■「個」を出すことで「商品以外の理由で店に用がある人」が出来る
個を出すっていうのは、例えばこういう感じです。

モス

これは某ハンバーガーチェーンの前にある黒板の写真。

普通、ハンバーガー屋さんは「ハンバーガーに興味のある人」が行くお店だけど、これを読むと

「バイトの中村さん出席日数大丈夫なのかな?」

とか、心配したり興味を持ったりしますよね。

「商品に興味がある人」の他に、「中のスタッフに興味がある人」が出来る、というわけ。そういう人は今はお客様じゃなくても、店のことが記憶に残ってるんだからお客様になり易いですよね。

簡単に言えばこんな感じ。

同じように、ブラックボードを使ってみるのもいいし、

何と云っても①の継続することと相性が良いのはやっぱりニュースレター。

東ケ丘店NL

ある電気店が出したニュースレターは趣味のバイクツーリングや、こんな仕事して来たよ、とか、家族の様子とか、商品・価格情報一切なし。

それを毎月続けていると、ある日お客様からこんなFAXが届きました。

東ヶ丘店お客様発注
★ほのぼの通心を楽しく拝見してます!


価格や納期への要望なんて全くナシ。それどころか多忙なこちらの身をを労って下さってます。

これもニュースレターで「個」を出し続けた結果、電気屋さん家族のことに興味を持って頂けたからです。

お客様は、もちろん安いに越したことはありませんが、こんな時代ですから「安心できる誰かから買いたい」という気持ちも持っておられます。

それは「当店は安心!」と声高に叫んで伝わるものではなく、その人の人となりを知って初めて感じられるものなんですよね。

何を買うかではなく、「誰から買うか」

何を信じれば良いのか見えにくい現代にあって、こうした継続した関係を求める方は確実に増えています。

地域店は今後「継続的に」「個を出している」かどうかで、差がついてしまう時代になって来たと感じています。

それでは今日も良い1日を☆

【アマゾンに真似できない地域店づくり5つの視点】
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