やっと6枚目まで書けた。
なんとかあと4枚ほど、書き足して、提出したい。
何度も何度も書き直しているので、遅々として進まない。
けど、川上弘美さんの文体を、これも何度も何度も読み直して分析した結果を、
そこに反映している。
何か、わかった気がする。
あの、いきなり現代詩が書けるようになった時のように。
小説の、純文学的な書き方のコツが、分かった気がする。
今までどうしても分からなかった最後のパーツがやっと見つかったようです。
以下、覚書です。
筋じゃない。川上弘美の凄さ、面白さは筋じゃない。
川上さんの作品群を読むと、
主人公が語り手に留まったまま読み手へ語る。一見、登場人物化して見えて「」会話をする時も、観察・まとめ語りを行っている。
自分の場合、登場人物との距離感が無さすぎるから、時間跳びが上手く出来なかった。
上手くまとめられなかった。
枚数制限のある短編なら、会話を削らざるを得ないから、まとめやすかったのは、そのせいだ。
細かなパラグラフごとに軽いオチもしくは決着をつける。
そうすることで、読み手に状況や心情が伝わり易く、読み易くなる。
読み易さは、非説明系の簡潔な文体、または因果プロットに支配・統一されたシーンを産みやすくなるのではないかな。
それが筋を書こうとしなくても、結果的に独創的な筋・展開を育てて行くことになるような気がする。
また、どこで終わっても、おかしくないし、
その上、読み手に満足感を与える不思議な異界体験をしっかりと伝えることになっているのではないだろうか。
頑張ります。
これか本当に大発見であることを信じてみたいです。