様々なことが話題になって、とても勉強になりました。
先生は、毎回、色々なことを図示されるので、
なるほどそういう見方ができるか、と頭の中を掃除できます。
特に今日は、詩の中の散文性をいかに排除するか。
先生が、受講生の作品の部分、部分をぱっぱと削除してみせたら、
ずいぶん詩らしくなり、びっくりすると同時になるほどな、と納得できました。
また、
三好達治賞を受賞された方とも、帰り食事で色々、お話をして、分かったことがあります。
曰く、詩集を出すなら、
中には断られる自費出版社もあること。
今回は100万円ぐらいかかったとのこと。
詩集には、まとまりが大事で、
中心となる作品があったら、それを中心に編むといいこと。
色々な傾向の詩があっても、それらをバラバラに出すのではなく、
戦略的に出す方がよいこと。
思潮社で、自費出版を持ちかけると、
断られはしないけれど、
素人は長く長く待たされる、ということとかも教えてもらいました。
思潮社としては、現代詩的(暗号詩的?)な若い人を育てる意識が、強いこと。
その方は、ここの教室だけでなく、
大阪の某教室でも、去年、ご一緒したことがあったことをその日、初めて知りました。
その教室では、先生から、もうここへ来るレベルではない、、と言われたとのことでした。
また、自分は同人誌に属さず、
自分なりに詩を書いていくつもりだ、とのことでした。
あと、
その方が、
「言葉にできない、モヤモヤしたもの。
気分としか言いようがないもの。
それが《詩のタネ》と自分は呼んでいるものが詩を書く上では大切で、
それらは、日常から大体、外れたところにあるものだ。
そのタネを中心にしたら詩が書ける」
と、普段、僕が思ってることとほぼ同じことを仰られていたのが、印象的でした。
ともかく、色々、普段、聞けない情報が得られて、
心地よい時間が、過ごせました。