でも私の中で、仲村先生の描く女の子って戦って道を切り開いていくイメージだったので、キョーコの告白ってこんな感じかなと思って書いたのが以下の作品。
告白って言うより宣戦布告?
告白って言いながら甘さの欠片もない…。
あ、蓮誕には“ラブミー部”じゃなくてこっちアップしてた方がまだ蓮誕っぽかったかも…、失敗。
告白?
私、敦賀さんが好きなんだ。
ずっと目を背け続けてきたけれど、もう誤魔化しきれなくなってしまった。
否定し続けた気持ちは、認めてみると当たり前のように心の中心にピタリとはまり、ストンと肩の力が抜けた気がした。
自覚した途端、何故か居ても立ってもいられなくなって、蓮の自宅まで押しかけてきてしまった。
「突然押しかけてきてしまってすみません。」
「最上さん、どうしたの?」
「あの、お話したい事があるんです。」
緊張した面持ちから何か重要な話だと感じたのか、いきなり押しかけてきた迷惑な後輩に嫌な顔一つせず、快くリビングに通してくれた。
「座って、何か飲み物を…」
「敦賀さん、好きです!」
両手を握って気合いを入れ、一気に言った。
驚いた顔で蓮が振り向く。
「だから、全力で追いかけます。覚悟しておいてください。」
挑むように、真っ直ぐ目を見て言い切った。
すると、蓮は優しく微笑んで言った。
「追っておいで。でも、俺も立ち止まってはいないから。ずっと君に追い続けられるように。」