WBA Super World and WBC Diamond フェザー級タイトルマッチ | sweet science laboratory

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ボクシングの試合などについて主観的に書いてます(´゚д゚`)
みなさんと意見が交わせればと思っているのでご自由にコメントなさってください!
好きなボクサーは、メイウェザー、ダニーガルシア、ドネア、カネロ
主に海外ボクシングを中心に観てます。

いや~久々の更新な気がしますな(´゚д゚`)

一応日々更新の方をちょくちょく書いてはいるんだけども、ちゃんとした記事更新は久々。

それにしてもメイの試合まであと2週間きってるんですね~

All accessシリーズもようやく始まりましたし、何だかんだ楽しみですね!

あと、カネロvsコットのチケット販売許すまじ。(笑)

メイvsパックでチケットがどうたらこうたら言ってた割には同じことしてんじゃねーか!と言いたいw

まあいいかw

それじゃあいってみましょ~(´゚д゚`)









Leo Santa Cruz

Abner Mares


Leo Santa Cruz 2-0(117-111×2 114-114) 判定勝ち





Abner Maresの場合

フェザーに上げたは良いが、体つきはどうか。

以前にまして筋量も増えてバランスが良いからだつきになったと思われる。

一方で下の階級でやっていたときほどの力強さは見れなかったのは事実。

やはり階級の上げ下げは難しいということか。

戦前の私的予想は、距離をとってクレバーなボクシングを展開すると思っていたが、まるで相手のお株を奪うようなインファイト。

連打を放ちつつ相手に近づき最後はクリンチを繰り返す。

右フックからの返しの左ボディーが得意パターンなのか何度も見せていた。

時折みせた後頭部へのラビットパンチも注意されなければある意味でそれは有効打となりうる。

反則といえど減点されなければそれは一種のテクニック。

終始接近してはパンチを放ち相手にパンチを打たせる暇を与えない。

しかしながら、相手と違い打っている最中にバランスが崩れガードが緩くなっていったのも事実。

そこを何度も狙われパンチを余計に喰ってしまった。

リング中央で相手がでてくるのであれば、自身はスッとバックステップしパンチを外しつつカウンターを狙う

こちらの連打は足をしっかり地につける代わりに重心移動が少なく威力は大きくはないがスピードがある連打

それにしてもなぜ相手のお株を奪うようなインファイトを選んだのか?

考えられるのは2つ、いずれ相手に詰められてしまうならば自身が先に詰めてしまえ。

もうひとつは、手数を奪ってクリンチしてポイントアウト

しかしながらこの作戦はサンタクルス相手にはちと厳しかったか

サンタクルスが見せたインファイトの中の閃きはなく、打つパンチのパターンが固定化されてしまっているのが否めなかった。

また出だしが良かっただけに陣営もこの作戦を続けてしまったか。

それが結果的に作戦ミスのように繋がってしまった。

予想以上に相手のガードが固く、さらにはリング中央でのボクシングも予想以上に相手がうまかった

序盤に積極的にしかけたためか、スタミナの影響もあってミドルレンジでの動きにもキレが無くなっていた

ある程度のボクシングはこなせるが器用貧乏的な側面もあるのだろう。

強豪相手に対しての勝ちパターンを見つけないとこの階級では厳しい状況が待っているのかもしれない。


Leo Santa Cruzの場合

戦前の予想ならば判定負けすると思っていたが、むしろその逆。

この階級でやっていけることも見せたか。

実績、さらにはフェザーでの適正が怪しかったが不安は多少晴れただろう。

相変わらず拾い肩幅。水泳を幼少期にやった人は肩幅が広くなると言うがやっていたのだろうか。

いつも通りガードをしっかり固めて打つ。

スウェーやダッキングでパンチをかわすというよりは、ほとんどがブロッキング。

パンチを放ってもオンガードポジションを意識しているために不用意には食らわない。

しかしながら相手のインファイトは予想外だったか。最初は面喰っている場面も見受けられた。

自身がリングの中央から攻めるときは、ジャブを放ち足の動きで相手をロープ際につめる

特に光ったパンチは左ジャブからの相手のガードの後ろに放たれる右フック

サンタクルスが見せる連打はパンチを放った後の勢いを利用して放つ連打。

いうなれば振り子運動だが、実際に見た感じではそこまで大袈裟なものではない。

あくまでバランスを崩さずの重心移動であり、しっかりとパンチを放っている。

それにしてもガードが固いの一言につきる。パンチをもらっても自身の身体的特性(肩幅)のおかげもあるのか構えたガードが不用意に崩れない

さて、インファイトにて重要な要素はなにか?

それはアウトボクシングでも言えるがアウトボクシング以上に必要なのが閃き

マレスより有利だったのは、ガードの固さと閃きだろう

時折見せる一瞬のアッパーは閃きのたまものといっても過言ではない。

特に3R?あたりに効かせたのはまさにそれ

インファイトはアウトボクシング以上に相手にパンチを当てやすいようで当てにくい

ガードの上からは当てやすいが、ガードを掻い潜るパンチは非常に当てづらい

数を放つからこそ当たっているように見えるだけであって、その実非常にテクニックと閃きが大事になってくる

またマレスより優れていたテクニック面を言うのならば、インファイトの中でも回り込んで角度を変えてパンチを放っているところか。

それだけに5R~からサンタクルスが一方的に試合を支配しだしたといっても過言ではない。

そして今回の試合で何よりも感じたのがミドルレンジでのボクシングがかなり上手いということ

特にミドルレンジでの打ちあいの中での的中率は非常に高い

インファイトでも有利にたち、ミドルレンジでも優位に試合を運べることを証明しただろう。

それにしても特筆すべきは手数の多さと的中率の高さ。

マレスを相手に、1057発中373発35%の的中率。

一方でマレスは980発中227発の23%の的中率。(CompuBox調べ)

再戦が早くも言われているが個人的には必要ないと感じている。

再戦が行われていたとしてもサンタクルスの勝ちは動かないし、KO決着もありえるだろう。


はい!今回はここまで~

いや~サンタクルスがついに実力を証明しましたな(´゚д゚`) 

それにしてもWBAはやりたい放題。(もう今更感があるので書かないけども笑)

今後は正規王者、暫定王者との対決になるのかな?

なんにせよ楽しみです!

それじゃあまったね~(´゚д゚`)