小林めぐみの「回帰祭」読みましたです。
回帰祭 (ハヤカワ文庫JA)/小林 めぐみ
¥903
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内容(「BOOK」データベースより)
地球の環境汚染から逃れた避難船ダナルーが不時着してから300年。この星では男女が9:1の割合で誕生していた。16歳でカップリングできない男子は全員復興した地球へ回帰する。秀才少年ライカは都市の謎を調べ回り、勝ち気な少女ヒマリは地球に憧れている。そして地球行きを憂う少年アツはヒマリに一目惚れ。そんな3人が出会った喋るウナギは、ダナルーのある秘密を示唆する―揺らぐ心が、閉鎖都市の謎に迫る傑作長篇。
なんかね、普通にSFが読みたくなったの。
そんで、本屋でウロウロしてたらコレが目についたというわけ。
前半は
少年アツが、少女ヒマリに出会って一目惚れしてからガンガンと物語は転がりはじめるのだが、さらに、クラスの中で浮いた存在だった少年ライカとヒョンなコトがきっかけで友人になる・・・
こいつら面白い。直情型少年で思ったことをすぐに口に出すアツと、いつもシニカルで斜に構えてるライカがロジカルに切り返す。
アツ 「俺って、すっげー無知?」
ライカ「それが分かっただけで偉いよ」
アツ 「俺、今褒められた?貶された?」
ライカ「褒めた気はしてないな」
わっはっは。こいつらいいコンビだ。
そして喋るウナギが登場!なんじゃそりゃ?
とにかく地球から脱出した避難船が事故である惑星に不時着してから300年。
不時着した惑星に本格的に定住することもなく、年に一度地球行きの船を送り出すのが精一杯の閉塞感が漂うの船の中で、3人の少年少女たちがいろいろな謎を解き明かしていく物語。