広島の呉市にお住まいの渡辺あき子さんが、
お茶会の初釜で東京へお出でになりました。
毎年暮に、美味しい広島産の生牡蠣を送ってくださいます。
銀座デートにしました。
まだ、ところどころにお正月飾りの残る銀座は、
新春の香りが一杯。ネオンが灯り始める時間帯でした。
田崎真珠の前です。思わず足を止めました。
出来るだけ、静かな場所を選んで、
コラーゲンで美肌作りの文言に引き寄せられ、
ニューメルシャンビル8階の豚シャブのお店へ。
ワインを傾けながら・・・
渡辺さんのお話をお聞きしました。
昨年本ログで(呉市の素敵な女性/渡辺あきこさん)
で紹介しています・是非読んでくださいね。
特に暗くしたのではないのですが、
単に私の写真技術のせいです。
2歳の時沖縄戦でお父様が戦死、
昨年、広島経済大学の学生さんたちと一緒に、3日間、
当時の兵隊さんたちの歩いたところを3個のカロリーメイトと飲み物一本で、歩き通したこと.父親の戦死の場所を初めて知り、この慰霊碑を沖縄の人たちが今も守り続けていることに感銘を受けたことなど・・・
その様子は、NHKテレビのドキュメントで
全国へ放映されています。
その後、彼女は、妹さんご夫妻やご子息を伴って、沖縄へお参りに。
父のことを気にしながらも、60年余経て、やっと、心の父に再会できたこと・・
これからも命ある限り戦争を語り遺族の悲しみを伝えていきたい
と、控えめながら、毅然として眼差しで語って・・
学生たちと今年も、2月19日から、3日間、
飲まず食わずで、2,000円の民宿に泊まり、
沖縄戦の歩く旅を続けるそうです。
彼女は、広島市の教育委員会指導主事、
小学校長などを勤めた方です。
私とは、熱海での全国の研究大会の帰りに
新幹線の電車で同席、意気投合し、
今もお付き合いをしています。
物腰柔らかく、色白で知的な美しい人です。
お店の真ん中に、ボケのオレンジとストックの
白がいけられ、
華やかな雰囲気を漂わせていました。
予定が許せば私も、
沖縄をご一緒に歩こうかしら・・・
今は面影もない沖縄のかつての戦地を歩き、
先人たちの苦脳を後世に伝えるためにも・・