今日、夕方６時半頃に天秤座７度で満月になります。場所はカルマ、見えない敵、自己犠牲を示す第１２ハウスです。
今回の満月図でまず注目されるのは第６ハウス牡羊座に集中する太陽・天王星・金星・火星の４天体です。１２ハウスがなんでもありだと自分を投げ出すような開放性を持つなら、６ハウスはあくまでも自己保身と自分の現実的役割に固執します。
そう、例えて言うなら自分の今いる仕事での立場や、自分の役目と思っていたこと、義務感との闘いの様相です。今まで築き上げたことを手放すことへの抵抗、これはある意味とてもしんどいことかもしれませんね。
火星と金星の合は衝動的な熱中を表すので「だってこれが好きなんだもん！」のような理屈を超えたプリミティブな欲望を顕わにしてくるので、またそれも自分の未熟さを自覚するきっかけになる可能性も出てきます。
次に目に付くのはスクエアを作るＩＣ近くにある山羊座の冥王星です。これは自分のルーツを再構築するというメッセージ。これまでオートマチックにしてきた行為の一つひとつの根源をもう一度見なおしてみることになります。どうして自分は今の仕事をしているのか、なんのために今の立場にこだわるのか、そのあたりを深く見つめてみるとよいでしょう。
そして第９ハウス双子座にある木星はより深く高度な学びや探求こそ、自分の心のわだかまりを開放する手段だと教えてくれます。う～～～む人生一生学びなのですね。
幸運を表すパートオブフォーチュンはパートナーシップを示すディセンダントに合。これは新しい人間関係を結んでいくことが、自分の立ち位置の開放へとつながっていくでしょう。
満月のサビアンシンボルは「鶏のヒナに餌をやり、鷹から守ってやる女性」 鷹は羽ばたく自我であり大きな理想や夢を表し、ヒヨコは身近にある日常性の慈しむものを表します。自分にとって愛するものを育んでいくことは大きな人間的成長に繋がるでしょう。
第１２ハウスは「慈悲」であり「無償の愛」です。天秤座は「パートナーシップ」のサインです。自分よりも相手のことを慈しむ、それは自己防衛との闘い、自分の弱さとの闘いでもあります。つい「私が・・・」「私のほうが・・・」と自己主張の強い人がいますが、それは自分の心の弱さの表れでもあるのです。
ゆったりと、オープンマインドで・・・それは自分の足元がしっかりしていることと、より高い探究心がなければできることではありません。
あなたにとって、この満月はすばらしい気づきとなりますように・・・