利益があるのにお金がない理由、今回は在庫と利益とお金の関係です。
在庫。
在庫が多いと資金繰りが悪くなる・・。在庫が多いと利益が多くなる。在庫が少ないと利益が少なくなる・・。在庫に金利がかかる・・。等々
在庫に関しては色々あるところで、在庫を扱う業種において、在庫管理は経営の根幹ともいえますね。
今回は、そんな在庫と、利益と、お金の関係です。
なんとなくは分かっていると思いますが、頭の中をクリアにする意味で読んで下さいね。
◆たとえば、現金100万円を単価10万円の商品を10個現金で仕入れた。そのうち1個15万円で現金で3個売った。在庫は7個残。とします。
この場合、
在庫残 0→10万円×7個=70万円増
利益 15万円×3個(売上)-10万円×3個(売上原価)=15万円
お金 100万円→15万円×3個=45万円 65万円マイナス
となります。
利益は15万円と増えていますが、お金は65万円も減っています。
ここでのポイントは、利益計算は売れたものでしか計算しない、ということなんですね。ですから在庫になっているものは利益計算においては関係ありません。
だから、利益は15万円あるのに、お金は45万円しかない(65万円減っている)のです。が。
こうやって事例として書くと、当たり前ですね。ただ、実際の現場ではこれが実感としてわからない。
本当に実感としてわからないと思うところなんですね。
実はこれ、決算書のPL(損益計算書)とBS(貸借対照表)の見方というか欠点でもあるのですが・・。分かりにくいのです。
決算書のPLとBSについての読み方、嘘・ホント等については改めます。
今回は、在庫が増えるとお金は減る。↓
でした。逆に在庫が減るとお金は増えます。
【利益があるのにお金がない理由】細かくいうと色々あるのですが、中小企業にとっての大きな理由はこれまで書いてきたことを押さえておいてもらえれば十分です。
考え方がわかれば、後はその枝葉です。もう完璧ですね^^。
お読みいただきありがとうございます。
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