Canaster Winterscotch(ベルギービール) | ベルギービールを飲みつくせ!!

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ベルギーのビールソムリエの私が日々飲んだビールの感想や情報をお届けするベルギービール専門の情報ブログです。

本日紹介するビールは


Canaster Winterscotch


です♪




アルコール 9,5%

容量 750ml



Canaster Winterscotch

Canaster Winterscotch 1

Canaster Winterscotch 2

Canaster Winterscotch 3

De Glazen Toren(フラーズン トールン)醸造所のクリスマスビールです。


エルプ メールという小さな町にある
非常に小さな醸造所です。

住宅街の家を改装して造った非常に小さな醸造所です。


醸造者は70歳近くの
白髪の白髭のお爺さんです
なんか魔法使いのような…



で、僕が通っている学校のビールの歴史の先生です。


もともとは大学で先生をしていたそうですが
今は講師としていろいろなところで教えているようです。


Gruut(フルート)醸造所のAnnick(アニック)さんも
この先生の講義を受けていたようです。


大学を引退後
趣味で醸造を始めたようです
醸造機械も機械メイカーと協力し
オリジナルの機械を頼んだようです。



趣味で作っているビールですが
アメリカでのおこなわれた
世界のTopビール25にランクインしたビールです。


ランクインしたベルギービールは
Duvel(デュベル)・Westmalle Tripel(ウェストマール トリプル)
Orval(オルバル)・Hanssens Oude Kriek(ハンセンス オウド クリーク)
と、この醸造所のセゾンビールです。



趣味でそんな素晴らしいビールが造れるってすごいですね

「自分の好きなビールを作ったら
ランクインしただけだよ」
っと言っていましたが、すごいですね。。。



それとこの醸造所で造られているビールは
750mlの大瓶のみです。

「大瓶といっても330mlの通常ビンの2倍ぐらいで
ひとりでも問題なく飲めますし
できれば何人かで一緒に飲んでいただきたい」
っとの思いで750mlっと
限定で1500mlのみを作っているようです。


それとアルコールも
高くなく何杯でも飽きずに飲める
5%近くのもののみです。



日本では大月酒造がいれているようですが
今もあるかは分からないです。



それでは感想


透き通った赤みのあるブラウン



気泡は大きくしっかりと粘りとふくらみのある泡
長持ちもしっかりとします

色は少し黒っぽく濁っています



香り
キャラメルのような甘い香りと
コーヒーのようなローストした香りがあります


ビールらしいセゾンらしい
とてもいい香りです



ガスがしっかりとあり
飲んですぐシュワシュワします


それと軽い酸味が飲み口にあります

その後ほのかに甘味が・・・

っと思った瞬間に酸味が引くと同時に
すべての味がスーッと引いていきます


後味に苦味が少しあります
ホップのものではなく麦をローストしたものだと思いますが
カカオのような苦味があり

それがほのかに口に残ります

でも香りがしっかりとあるわりに
ほのかな苦味とすこし甘さが残るぐらいで
とてもすっきりとした味をしています


スコッチビールといえば
ゴードンなどが思い浮かびますが
それに比べるととてもすっきりとしており
意外な味です


でもビールの味を重視し
少し聞いたスパイスがおもしろいです

もう少し長く寝かせばさらによくなるような気がします


4か月ぐらいたったのを飲んだのですが
まだガスも強く新しすぎるように思いました


で、料理との組み合わせは・・・

味が軽くの料理には合わせやすく思いますが
独特な味にしっかりとしアルコール
もう少しねかすとさらにおいしくなるという期待を込めて
料理とは合わせずにビールだけで飲んでいただきたいです




それではこのあたりで 
次回もぜひ見てください(≧ω≦)b