皇帝の秘薬!?~天山 世界遺産~ | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

季節、暦、時事をみつめて、気ままに書き綴ります
吹く風と流れる水、自然のあるがままを訪ねて
小さな「幸せ」「豊かさ」「健康」は身近に
考え方の整理整頓で「明日」「生き方」「行動」が輝きます
心豊かに 笑顔で そして健康に

----皇帝の秘薬!?~天山 世界遺産-----
「富士山」が世界遺産になった一方で、同時に、他の世界遺産も指定されています。
中国では、「新疆ウイグル自治区の天山」および、「雲南省のハニ族の棚田」が登録されました。

天山は現地の呼称テンリ・タグから漢名にしたものです。
最高峰はポベーダ山(7,439 m)で、中国とキルギスの国境にあります。2番目に高いのはハン・テングリ(7,010 m)でカザフスタンとキルギスの国境にあります。

ちょうど今の季節(6~7月)、ひっそりと幻の花(秘薬)がこの天山でも咲いています。
この秘薬は、中国の皇帝のみが飲むことを許されました。
現在でも、中国政府要人、富裕層の健康増進が常用薬として、使うといいます。

「天山雪蓮(てんざんせつれん)」と呼ばれるキク科の植物を用いた、お茶、お酒です。

草丈が20~40cm。花は10~20cmの名の通り、「蓮」に似た植物。
2500m以上の高山で、厳しい環境で育ちます。
残念なことに、乱獲により3400m以下では、見ることはできません。

蓮に似たその姿から各派の僧からも尊ばれます。

100年に一度咲くなどの伝説に加え、花に雌雄があることから「恋花」とも呼ばれています。
冬虫夏草など同じく、環境汚染のない土壌にしか自生しません。

その効能は、朝鮮人参をはるかに凌ぐとも言われています。
腎虚を鎮め、即効性の強壮剤、滋養強壮、精力増大の効能、血液循環の活性化、筋肉増強、体質改善、リュウマチ・関節炎・喘息などのアレルギー体質・アトピー性皮膚炎の改善、不定愁訴改善、便秘、冷え性、腰痛、下腹部の冷え性と痛みなどの改善・・・
別の効能書きでは
血流を良くし痛みを取って腫れを鎮める・・・など

採取後、2か月乾燥し、市場に少しだけで回ります。

他の食材同様に、気になるのは、真偽が分からぬものが多いことです。
乾燥してしまえば、そこらの睡蓮でも・・・。

西遊記でも、三蔵法師は、都を旅立ち、天山山脈を左手に見ながら進みました。
ハミ地区から、トクマク地区に向う道中です。

いずれ訪れたいものです。そのころまでに「天山雪蓮」は、残っているでしょうか。
-----------------------------------------------------------
※以下はお勧めするものではありません。仮に検索したものです。(笑)

「天山産 雪蓮花」/ゆの美
  
幻の健康茶「天山産 雪蓮花」4個セット/ゆの美

中国4000年 最後の薬草・雪蓮花 /メタモル出版
天山雪蓮6粒 1180円 送料無料
読者登録してね フォローしてね