---ペンペン草の日~卯月4月8日~---
ぺんぺん草を吊り下げる頃となりました。
「アベノミクス」という一連の経済施策により、株高、円安となっています。
また、10年国債の利回りが一時0.3%台となりました。
「アベノミクス」という一連の経済施策により、株高、円安となっています。
また、10年国債の利回りが一時0.3%台となりました。
これは過去最低の更新です。
「ぺんぺん草」との言葉は、今のこの国にとって、
「ぺんぺん草」との言葉は、今のこの国にとって、
避けたいゲンの悪い言葉なのかもしれません。
ゲンを担いででも経済の回復に期待します。
ペンペン草は生えても、生えなくても悪いとされています。
「ぺんぺん草も生えない」
「ペンペン草しか生えない」
「も」と「しか」・・・両方とも悪い意味です。
あるいは
「ぺんぺん草が生える」
生えると、荒れ地です。
生えないくらい、何もない荒れ地です。
「ぺんぺん草」型の人間・・・
あの人が通った後は、(関係すると)ぺんぺん草も生えない。
ゲンを担いででも経済の回復に期待します。
ペンペン草は生えても、生えなくても悪いとされています。
「ぺんぺん草も生えない」
「ペンペン草しか生えない」
「も」と「しか」・・・両方とも悪い意味です。
あるいは
「ぺんぺん草が生える」
生えると、荒れ地です。
生えないくらい、何もない荒れ地です。
「ぺんぺん草」型の人間・・・
あの人が通った後は、(関係すると)ぺんぺん草も生えない。
と言われる方。
結構、いるのですこのタイプ。
結構、いるのですこのタイプ。
デストロイヤー型とプロデューサー型。破壊と創造。
言葉はいずれにしても・・・・。
「スクラップ&ビルド」などの便利な言葉で飾りながら、
「スクラップ&ビルド」などの便利な言葉で飾りながら、
「破壊」はできても「創造」のできないタイプ。
短期的には良くなると見えても、実は中期、長期では、
短期的には良くなると見えても、実は中期、長期では、
回復できないダメージを与えてしまうタイプ。
「一将、功(こう)成って、万骨枯るる」
こういう、経営者、運営者、教育者・・・多く存在します。
例えば、昨今のニュース、体罰を用いてでチームを優勝に導く、
「一将、功(こう)成って、万骨枯るる」
こういう、経営者、運営者、教育者・・・多く存在します。
例えば、昨今のニュース、体罰を用いてでチームを優勝に導く、
学校の名誉は短期的に高まっても
果たして人は育っているとは思いません。
「コストコント―ロール」を掲げる経営者。
「コストコント―ロール」を掲げる経営者。
コストカットはできても、使い先のアイディアがない。
哲学がない。
「コストコントロール」とは使うべきところに「効果的」に使うことです。
「効果的」とは「効率的」に「成果」があがることです。
「一将、功成って・・・」これは、百害です。
「効果的」とは「効率的」に「成果」があがることです。
「一将、功成って・・・」これは、百害です。
個人の存在感(プレゼンス)は高まるでしょう。
しかし将来はない。
結果は、「万骨枯れる」のです。
骨が転がるどころではありません。
骨さえもさらに枯れてしまうのです。
「死屍累々(ししるいるい)」犠牲が甚大です。
「死屍累々(ししるいるい)」犠牲が甚大です。
見えない潜在的な失敗も重なっています。
過去の各国の戦争においても、
過去の各国の戦争においても、
「大本営」などの「指令機関」がぺんぺん草型であれば、
その悲惨な結果は、明らかです。
ぺんぺん草型になってはなりません。
ぺんぺん草型になってはなりません。
短期の処方箋「対症療法」に加えて、
中長期の対策「根本療治」が必要です。
■ ペンペン草は薬、食材、虫よけ!?
この悪役表現の、ぺんぺん草。
一方で薬として有用な植物でもあります。
漢方薬としては、陰干しにして、煎じました。
一方で薬として有用な植物でもあります。
漢方薬としては、陰干しにして、煎じました。
目、整腸、肝臓、解熱、血圧、止血、
婦人病、利尿まで万能の薬効がうたわれました。
春の七草、食材でもありました。
そして、4月8日には、行燈のしたに紐で束ねて吊り下げます。
「虫除けのまじない」です。
♪千早ふる 卯月八日は吉日よ かみさけ虫の成敗ぞする
と書かれた札も同じく虫除けのまじないとか。文字を書く墨は、甘茶ですります。
甘茶は、同日に開催される花まつり、灌仏会から少しだけ頂きます。
この歌の「かみさけ虫」は、ハエの幼虫とか・・・。
この歌には、実にcoolな仕込みがあります。すこし、腹が立つ(笑)ような仕込みです。
古典の授業!?曰く。「千早ふる」は二つの言葉にかかる「枕詞(まくらことば)」。
そして、4月8日には、行燈のしたに紐で束ねて吊り下げます。
「虫除けのまじない」です。
♪千早ふる 卯月八日は吉日よ かみさけ虫の成敗ぞする
と書かれた札も同じく虫除けのまじないとか。文字を書く墨は、甘茶ですります。
甘茶は、同日に開催される花まつり、灌仏会から少しだけ頂きます。
この歌の「かみさけ虫」は、ハエの幼虫とか・・・。
この歌には、実にcoolな仕込みがあります。すこし、腹が立つ(笑)ような仕込みです。
古典の授業!?曰く。「千早ふる」は二つの言葉にかかる「枕詞(まくらことば)」。
その一つは「神」。
これは覚えている方も多いはず。
♪千早ふる 神代も聞かず竜田川 からくれないに みずくぐるとは 在原業平
「神代」の「神」の枕詞です。
加えて「千早ふる」がかかる言葉のもう一つは、京都の地名「宇治」。
虫除けのまじない歌を確認します。
♪千早ふる 卯月八日は吉日よ かみさけ虫の成敗ぞする
そもそも虫の名前の「かみ」にかかるも面白いのですが、その虫が、「蛆(うじ)」とは・・・。
実に面白い仕込みです。
4月~5月(旧暦4月)になるとそろそろ、虫がはい出します。益虫のみならず害虫もはい出します。
「虫除け」したくなる季節なのでしょう。
古来、ぺんぺん草にその役割を期待しました。
芭蕉の名句、
♪一とせに一度つまるる菜づなかな 松尾芭蕉
これは、ぺんぺん草の「七草粥」における活躍を詠みました。
「七草粥」と「虫除け」「2度つまるる」ようです。
これは覚えている方も多いはず。
♪千早ふる 神代も聞かず竜田川 からくれないに みずくぐるとは 在原業平
「神代」の「神」の枕詞です。
加えて「千早ふる」がかかる言葉のもう一つは、京都の地名「宇治」。
虫除けのまじない歌を確認します。
♪千早ふる 卯月八日は吉日よ かみさけ虫の成敗ぞする
そもそも虫の名前の「かみ」にかかるも面白いのですが、その虫が、「蛆(うじ)」とは・・・。
実に面白い仕込みです。
4月~5月(旧暦4月)になるとそろそろ、虫がはい出します。益虫のみならず害虫もはい出します。
「虫除け」したくなる季節なのでしょう。
古来、ぺんぺん草にその役割を期待しました。
芭蕉の名句、
♪一とせに一度つまるる菜づなかな 松尾芭蕉
これは、ぺんぺん草の「七草粥」における活躍を詠みました。
「七草粥」と「虫除け」「2度つまるる」ようです。