釣り度素人の妻と二人で、コツコツ釣りをやってきて2年ぐらい経過したと思うけど、今日は最も釣れたと思う。
最近、ボウズが多く、釣り好きの妻の表情も曇りがちだった。
でも今日は、写真に写っているおじさんのおかげで、サビキでアジとサバが、合計で21匹釣ることができた。
妻も、長女も、釣りまくってくれた。
最初は、静岡市駿河区の広野海岸公園で、投げ釣りでキスを狙ったり、サビキでアジを狙ったりしていたけど、まったくアタリがなかったので、妻の提案で、清水に移動した。
先日お泊まりさせてもらった森川さんも、釣りは清水でやるとおっしゃっていたので、期待しながら移動したら、当たった!
でも、最初は清水でも全然アタリがなかった。
僕は釣れないのに、写真に写ってるおじさんは僕の隣でちょいちょいサビキでアジを釣っていた。
おじさんは、僕たちファミリーに気さくに色んなことを話てくれて、たくさんのアドバイスもくれた。
それでも釣れないことを見かねたのか、必殺技を教えてくれた上に、必殺技を使わせてくれた。
必殺技とは、サビキのかごの中にえさを詰め込むだけではなく、すべての針に、えさを擦り付けること。
おじさんが持参していた、えさ用のバケツは特殊な形になっていて、サビキの針にえさを擦り付けやすいように作られている。
おじさんからのご厚意により、毎回、針にえさを擦り付けてから、海に針を落とすと、嘘かのように、アジやサバが連続で釣れだした。
長女がやっても、妻がやっても釣れて、僕たち家族は大喜びだった。
おじさんはその後も、針の付け方を教えてくれたり、アジとサバのはらわたの出し方も丁寧に指導してくれた。
そのおかげで、21匹すべてその場ではらわたを出し、塩水で丁寧に洗い、氷を入れたクーラーボックスにアジなどを入れて、自宅に持ち帰ることができた。
調理の仕方まで教えてくれた。
すごくカッコいいおじさんだった。
僕もいつか海で釣りをしながら、今日のおじさんのように、若者たちに魚の命を丁寧に繋いでいくための技を伝承させてもらいたいと思った。