【富山夜行バス衝突】運転手に「大丈夫か」 死亡の小野さん、直前に最前列から声かける | 毎日のニュース

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 富山県小矢部市の北陸自動車道の小矢部川サービスエリア(SA)で起きた宮城交通(仙台市)の夜行バス衝突事故で、死亡した乗客で私立金沢高校教諭の小野善広さん(48)=金沢市=が事故直前、座席から立ち上がり小幡和也運転手(37)=死亡=に「起きろ、大丈夫か」などと声を掛けていたとの複数の乗客の証言があることが4日、分かった。富山県警によると、小野さんは最前列左側の座席に乗っていた。小幡運転手の異変にいち早く気付き、起こそうとしたとみられる。県警は、事故車両を実況見分するなどして詳しい状況を調べる。

 県警によると、バスは事故現場から600メートル手前の高速道路本線左側と、160メートル手前のSA進入路右側のガードレールに接触していた。目撃者などによると、バスはその後、猛スピードでSAに進入、駐車中の大型トラック2台に相次いで衝突したとみられる。