かなり本腰を入れて一気にエンディングまで進めました。
> 12Riven Ψcliminal of integral
タイトルにある『Ψ』がギリシャ文字で24番目で『サイ』と読ませるわけで、
それが物語りの鍵の一つになっているんですね。
12が何にrivenするのか?とか色々と始める前はワクワクとしていたんですが、
どちらかというと、やっぱりEver17に近いかな。
『錯覚・勘違い・思い込み』も鍵となり、
明確に言われていない(書かれていない)事を、自分で勝手に思い込んでしまっていて、
たね明かしとなる∫シナリオになって、初めてそれを気付かされるんです。
そういう錯覚や勘違いに気付く時の驚きが痛快で、
これってアハ体験か?などと思えます(笑)
種明かしされつつも、さらに新たな謎や疑問が増えて、
最後の最後というところまで謎やギミックを上乗せして、
一気に最後にドーンと全てが明かされて、プレイ時間が短く感じられました。
ジャンル的にはメタフィクションと言われる
プレイヤー視点から物語に介入するものなので、
そのあたりの好き嫌いで評価は別れるかもしれません。
気になったのが『イベントCGの質』の低さでしょうか…。
立ち絵はきちんとしているのにイベント時の1枚絵のCGがダメって…。
素人の私でも気が付く、
明らかにデッサンの狂ったCGというのは、
正直いかがなものかと…。
シナリオがクライマックスに近いときに狂ったデッサンのイベント絵は、
ゲーム世界から一瞬現実に引き戻されてしまい、テンションも下がります。
今までのシリーズというかKID作品でここまでCGで不満を感じたことが無かっただけに、
かなりショッキングな出来事だったかもしれません。
もう一つ気になるのが、とある声優さんの演技が浮いている点でしょうか。
思いっきりヒロインな扱いにも関わらず、緊張感のない甲高い声は萎えます。
そういうキャラとしての演技指導とかなのでしょうが、私的にはダウトです(悲)
声優さんのファンなら満足なんでしょうが、シリーズのファンの私には不満でした。
あと2つエンディング(バットエンド?)が残っているようなので、
それを終らせてからもう少し加筆できたら、
きちんとした感想にしていと思います。
とりあえずクリアできて良かった