皆さま、こんにちは！
全国各地で見られる、高架線下に駅舎がある高架駅。
普通はこんな駅をイメージしません？
信越本線・川中島駅です。
一般的には、高架線と駅舎がくっついてる駅を高架駅と呼ぶのですが、
高架線と同時に造られながら
同一構造物になってない駅が岩手県にありましたの。
盛岡駅にも近い、紫波町にあるこちらの駅でした。
東北本線・古館（ふるだて）駅です！
駅舎をズームアップ！
ねっ！高架線と駅舎がくっ付いてないでしょ！
まるで高架線の下に仮置きされてるようなカプセル駅舎。
どうせなら、上の写真にある
川中島駅のような造りの駅舎にすればいいのに…と思いましたら、
古館駅、東北新幹線の敷設工事が始まった昭和40年代後半は
利用者の少ない無人駅だったようです。
当時はこの大きさで十分だったのでしょうね。
ちなみに駅舎は左側にあるカプセルです。右側は事務棟のようで。
古館駅の中に入る、その前に…
古館駅では200系新幹線が現駅でしたよ。
ちょっと口元がだらしないようですけど。
古館駅は業務委託駅です。
自分が訪れたのは２年前の９月19日のこと。
午後６時近くに到着したために窓口業務はすべて終了してましたが…
古館駅の出札業務は、２週間後の９月末に完全に終了してしまったんですって。
こんなんだったら、早めに来て記念に窓口で入場券を買っておくべきでしたわ。
黒田原駅の訪問記の時にも書きましたけど、
最近は出札業務を行わない委託駅が増えた気がします。
古館駅は相対式ホーム２面２線構造です。
古館駅の歴史は戦時需要に対応すべく
昭和19年に開設された古館信号場がルーツで、昭和24年に駅に昇格。
昭和38年に複線化されて今に至っているそうですよ。
開業当時（信号場時代からのモノ？）の木造駅舎があったそうですが、
新幹線に用地を譲って撤去され、現在の駅舎に代わったらしく。
下り線ホームには、戦後間もない頃に建てられたと思われる、
こんなレトロな待合室がありました。
最近、JR東日本の駅では駅便に続き、待合室の更新工事も進行中です。
近くお通りの際はぜひ、待合室もチェックのほど。
ところで、古館駅のことで気になったことがありまして…
古館駅の歴史をWikiで調べると昭和61年に有人駅化とあります。
ところが、現在の駅舎は
どう見ても無人駅の待合室を改造したモノには思えないというか…
ひょっとしてこのカプセル、
古館駅が有人駅化された際に造られたモノなのではないでしょうかね？
じゃあ、無人駅時代の駅舎はどこにあるかというと…
現在は柵で閉鎖されて近づくことが出来ない、
駅舎の隣にあるこのカプセルじゃないでしょうかね？
駅名標に、でっかな「ふるだて」の文字もあるし。
駅前からだと右側に見えるカプセルが、
無人駅時代の駅舎だったのではないかしら？
もし推測が正しければ、
古館駅は新旧の駅舎が２つ並ぶとてもユニークな駅なのですが…
真実は如何に！
さぁて、来週末はいよいよクリスマスです。
自分はチビ（１５歳♀）と一緒にTDSに行く予定でした。
今年も相変わらず色気がないクリスマスになりそうな予感。
一ノ関駅
山ノ目駅
水沢駅
六原駅
北上駅
村崎野駅
花巻駅
石鳥谷駅
日詰駅
紫波中央駅
古館駅（平成２６年９月１９日）
矢幅駅
岩手飯岡駅
仙北町駅
盛岡駅
