皆さま、こんにちは!
阪堺電軌の末端区間である住吉停留場-住吉公園駅間の営業が
かつては上町線の終点として
1日に200本近くの列車が運行されてましたが、
平成26年のダイヤ改正以降は、大変の列車が
手前の住吉停留場より阪堺線に直通運行されることになり、
列車本数は平日で5往復、休日は4往復まで激減したのですよ。
運行される列車はすべて朝の7・8時台であることから
「日本一終電が早い駅」とか「都会の秘境駅」とか呼ばれていたんですよね。
自分は昨年9月に一度、住吉公園駅に訪れましたが、
朝寝坊をしたために終電に間に合わず駅だけ見てきましたの。
営業時間外のためにホームには入れず、とても悔しい思いをしましたっけ。
(その時のブログはこちらからどうぞ)
【まったり駅探訪】阪堺電気軌道上町線・住吉公園駅に行ってきました。(前編)
【まったり駅探訪】阪堺電気軌道上町線・住吉公園駅に行ってきました。(後編)
どうしてもリベンジしたくて先週半ばに再び住吉公園駅に来ました。
今度は寝起きもバッチリ!
住吉公園駅を行き交う列車を眺めてきましたよ。
まずは前回見ることが出来なかった住吉公園駅の駅構内からです。
住吉公園駅は島式ホーム+降車専用ホームを備えた2面3線構造。
実はこの島式ホームには
石桶?
実はこれ、戦時中に造られた防火水槽が
そのまま残されたモノなんですって。
金魚を泳がす水槽として使っていたようですけど、
戦時中を知る遺産、大切に保存してほしいですね。
なお、金魚の姿は見れませんでしたけど既にお引越し済み?
米国・カーネギー鉄鋼会社が1911年に生産した古レールなのです!
住吉公園駅は大正2年(1913年)に開業しておりますので、
レールに刻印された年号と開業年が見事に一致してますのよ。
駅舎もホームもすべて大正時代のまんま。
これはもう、リアル・タイムマシンと言っても過言じゃありませんよね。
駅構外からも住吉公園駅に発着する列車を眺めた後は…
上町線と阪堺線のダイヤモンドクロスを見ました。
住吉公園駅直通列車専用の住吉停留場ホームです。
こちらも本日で見納めでした。
ダイヤモンドクロスに列車がゆっくりと進入します。
この日は最後に再び住吉公園駅に戻ってきました。
どうしても、終電が行った後の駅の様子を見たかったんですよね。
この直後、日本一早い終電が甲高いモーター音を上げながら
住吉公園駅をゆっくりと後にしました。
電車の姿が見えなくなるまで見つめ続ける駅員さん。
この直後、駅の営業時間が終了した旨を伝える構内放送がながれました。
まさか、朝8時半近くにこの放送が聞けるとは…
若い駅員さんが、ホームの脇に立てかけてあった
駅の営業時間が終了したことを記した看板を動かします。
そして設置完了と。
自分にとって住吉公園駅は馴染みない駅ですが、
何はともあれ開業から104年、本当にお疲れ様でした!
阪堺電気軌道上町線