皆さま、おはようございます！
いよいよ北陸新幹線の金沢駅延伸が半年後まで迫ってきましたね。
各地では新駅建設や駅舎の改良工事が進められておりますが、
うち、上越妙高駅と飯山駅の２駅については新幹線開業を前に
並行在来線の駅が新幹線駅内に移設されることになりまして、
現在の駅は１０月１８日（脇野田駅・上越妙高駅に改称予定）、
１１月８日（飯山駅）に役目を終えるのでした。
今回はその中のひとつ、こちらの駅です。
信越本線・脇野田（わきのだ）駅です！
１日の乗車人員が１００人ちょっとの駅なのに、
この駅が新幹線の停車駅になるとはね…
まさにシンデレラストーリーです。
北陸新幹線と信越本線は２５０メートルほど離れた場所にありまして、
両線を接続させるために信越本線を西側に移設して接続、
その位置に上越妙高駅が開業するとか。
移設のために敷設された信越本線の新線区間も
準備万端のようですね。
信越本線の普通列車の車内より撮影しました。
これによって信越本線の脇野田駅は
上越妙高駅に統合されるのですが、
在来線駅は新幹線開業前の１０月１９日から
新駅部分で脇野田駅として営業を開始、
北陸新幹線の開業と同時に上越妙高駅に改称されるとのことです。
脇野田駅の間の前に建つ巨大な建物が上越妙高駅ですぞ。
現在、脇野田駅前では、上越妙高駅の駅前広場と
主要県道を結ぶ大通りの敷設工事真っ只中でしたが…
この大通りは脇野田駅を貫く位置を通るために、
脇野田駅を撤去しないと先々まで結ばれないようです。
新幹線の開業前に脇野田駅が新駅に移される理由、
こんなところにあるのかもしれませんね。
そんな経緯から、
残すところ１ヶ月ちょっとの命になった現在の脇野田駅ですが、
古風な木造駅舎が残る、とっても趣のある駅なんですよ。
脇野田駅は大正７年に開場した脇野田信号場が起源で、
大正１０年に駅に昇格しましたが、
駅舎にはこんな建物財産標が付いておりました。
この駅舎、駅の開業当時からのものだったとは…すごいわ。
脇野田駅は決して大きくない駅ですが、
職員さんも常駐していて、とても明るい雰囲気です。
そうそう、駅舎の中には北陸新幹線の起工式で用いられた、
鎌、鍬、鋤が展示されておりましたよ。
紅白幕がずいぶん焼けちゃってますね。
脇野田駅は島式ホーム１面２線構造で、
駅舎とは構内踏切で結ばれておりました。
そのホームから見える信越本線と新幹線の交差部分です。
ここを列車が通過するのも残り１ヶ月なんですね。
来月１９日には脇野田駅の新駅移転が行われますが、
大通りの工事も控えておりますので、
現在の駅施設は早々に姿を消しそうな気配ですね。
半年間限定の新駅・脇野田駅の姿も見たいし、
（来年３月に上越妙高駅に改称されますから）
やはり残り２ヶ月弱の命になった現在の飯山駅の駅舎も見たいし、
この秋も忙しくなりそうです。
そして最後に…
脇野田駅の木造駅舎、お疲れさまでした！
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