皆さま、おはようございます!


今朝も、先月お邪魔しました

信州旅のことを書かせていただきますぜ☆


旅の2日目、午前中は木崎湖周辺の駅を探索し、

お昼にはしなの鉄道小諸駅 にやってきました。
e01230/しなの鉄道・小諸駅


e01282/しなの鉄道・小諸駅

木崎湖から小諸駅とかって、

まるで某アニメの聖地巡礼かと思われそうですけど、

ここに訪れた目的はそれではなくて、

小諸駅の敷地内にあるコレを見るためだったんですよ。
e03330/小諸停車場ガーデン

小諸駅の油庫(ランプ小屋)です!


それは日本の鉄道の創世期の頃のこと。

当時はまだ街そのものが電化されておらず、

駅の施設や車内に光を灯すために

オイルランプが使用されていたんです。

このオイルランプの燃料である灯油を貯蔵していたのが

こちらの油庫だったんですよ。

一般的には煉瓦造り(石製や鉄製、コンクリート製等もあります)でして、

電灯が普及する大正時代半ばまで

全国各地の主要駅に造られたのですが…


オイルランプから電灯に代わる頃には油庫も造られなくなり、

それまであったものも、

機械油等の倉庫として使用されていた一部を除き、

徐々に姿を消していったんですよ。

小諸駅の油庫は、そんな中でも残されていた貴重なモノなのです。

e03331/小諸停車場ガーデン


こちらの小諸駅の油庫ですが、

明治42年に建立された大変古いものでして、

大きさや構造、なによりも美しい煉瓦模様に特徴があって、

鉄道雑誌でもしばし取り上げられる代物だったんですよ。
e03332/小諸停車場ガーデン


そしてここからが今回の本題(前置き長い!)。

油庫があるこちらのエリアを含め小諸駅前はキレイに整備され、

美しい公園風景のほか、食や菜園、カフェまで楽しめちゃう

停車場(ていしゃば)ガーデンがあるのでした。
e02176/松本2日目


e03337/小諸停車場ガーデン

なにが嬉しいってあーた、

この建物、小諸駅の油庫がデザインのモチーフになっているのは明らか。

余談ですけど、自分のブログの背景も油庫をイメージしていたりします。

本当にどうでもいい話ですけど。

12月の信州旅では立ち寄ることが出来なかったので、

一度はお邪魔してみたい場所だったんですよね。


昼食を摂ってませんでしたので、

ボリュームたっぷりなピザを頂いちゃいました。
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このピザ、とても一人では食べられない程の大きさなの。

もちろんフードファイターな自分は完食しましたが。

お味も良くてランチ時間を外れても食べられるひと品、オススメよ


e03333/小諸停車場ガーデン

そして、こちらの停車場ガーデン、

単に食や品物を提供するだけのお店ではなくて、

手芸や菜園の講座等、いろんな催しが定期的に行われているみたい。

この日もウン十年前はうら若きお嬢様だったはずの皆さまが集まって、

廃材を利用した小物いれ(ポット)を作られておりました。

それ、自分も参加したかったわ~

停車場ガーデンは小諸駅を出てすぐ左に歩いて1分。

行けばすぐ分かる場所にありますので、

旅の途中にもぜひお立ち寄りのほど。



停車場ガーデンの後は、

お向かいにある小諸観光交流館に立ち寄ってみましたの。
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e03336/小諸停車場ガーデン

こちらも小諸駅の油庫とほぼ同時期に建立された建物らしいです。

ということは100年以上も前に建てられたってこと?

改めて言うのもなんですが、

交流館もそうですけど油庫、すごいっすよ。


小諸駅の油庫のように、

その価値が評価されて保存されるケースもありますが、

ほとんどは人知れず消えていってるようです。

大抵は車窓からも見える位置にありますので、

旅の際、駅の通過するときはぜひチェックしてみてくださいね。