2013年1月13日。
色々な事情によりカムシャフトのバルブタイミング調整をしてみたいのですが、そんなパーツはありません・・・という訳で調整式カムスプロケットを作ってみましたヾ(@°▽°@)ノ
基本的には藤沢公男先生著の『バルブタイミング』という本から得た知識を使って製作しています☆
今回のカスタムは調整を間違えるとピストンとバルブがぶつかってエンジンブローする危険性があります。参考にするにしてもバルブタイミングの知識が無いと大変危険ですのでまずはエンジン本等で勉強して、詳しくなった後で自己責任でお願いしますです☆
と、その前にカムスプロケットとは何なのか?ですが、カムシャフト横についているカムギアの事なんです。これにエンジンのタイミングチェーンと一緒に回転してカムシャフトを回して吸排気のバルブの開閉をするって感じなんです。
で、今回はこのカムスプロケットの取り付け穴を長穴加工して、カムシャフトの角度を変えて吸排気のバルブの開閉のタイミングを変化させようって試みなんですね~(・∀・)
長穴加工ですが、ダイヤモンドヤスリを使用しました。万力でカムスプロケットを固定してダイヤモンドヤスリをドリルに取り付けて、ドリルを回しながらおおざっぱに削りまして・・・
細かい部分は手作業で削りました。カムシャフトへの取り付け位置はセンター穴で決まるので、大体こんなもんって感じでいいと思います。
カムシャフトの上に乗せた画像です。カムシャフトが11度進角するくらい長穴加工しました。
何故11°なのか?ですが、このカムスプロケットってギア数が34個ついています。
360÷34≒10.6度。1ギアずらすと10.6°角度を変えることができます。
11度以上ずらしたい場合は1ギアずらして進めて10.6度追加、そこから長穴部分でさらに11度調整可能になる・・・という事で、11度の長穴加工だけで問題ないって判断なんです☆
反対に遅角させる場合は1ギア戻して進角させて調整というのでもいいかと思っています。
あとカムスプロケット固定ボルトですが、一応ズレ防止の為、M5サイズのワッシャー&ワッシャースプリングを噛ませました。これだけかませてもウォーターポンプとの隙間が1mmあるんで問題ナッシングでした☆
調整式カムスプロケットを取り付けてみました。上と下画像、どちらも上死点(ピストンが一番上まできている状態)にあわせているのですが、ボルト位置を見ると下画像がやや進角しているのがわかると思います。
カムシャフトの進角大成功☆でしたо(ж>▽<)y ☆
で、取り付けた調整式カムスプロケットをどうやって調整するか、どこまで進角させるかなのですが・・・自作モノなので当然説明書なんてないのですが(^▽^;)・・・
そこは前々回に作ったカムプロフィール図を使います☆続きます ('-^*)/