“華麗なる日本の輸出工芸 ～世界を驚かせた精美の技～” に行ってまいりました。
明治維新を迎えた日本が、外貨獲得のために、海外に輸出したさまざまな工芸品。
その精巧で美しい工芸品は、世界各国で称賛され、
『ジャポニズム』 という一大ムーブメントを巻き起こしました。
今回の展示では、世界の人々にアッと言わしめた、
そんな日本の素晴らしき工芸品を約200点もドドーンと公開！
明治日本の工芸技術の底力に、日本人ですが驚かされました。
くわえて、大人100円という破格の入館料にも驚かされます。
まず、最初に出合う素晴らしき工芸品が、芝山細工。
貝や象牙を彫って鳥や花を作り、それらを漆に埋め込めたもの。
千葉県の芝山が発祥の地とのこと。
元・千葉県民ですが、知らなんだ （汗）
《富士山に雉図飾額》
《桜に雉図衝立》
（5/31より展示）
普通の漆塗りの作品よりも、より立体的で、レリーフのようなのが特徴でした。
いわば、３Ｄ画面のような印象。
この他にも、驚きの日本工芸品のオンパレード。
美しい漆芸作品に、
《扇面散し図蒔絵箪笥》
豪華絢爛な陶磁器に、
《横浜絵付薩摩焼人物図大花瓶》
麦わらで出来た （！） 工芸品などなど。
《麦わら細工シガー＆シガレットケース》
これらの技術力を見せつけられるにつれ、
「日本人で良かった～」と、何か勇気のようなものが湧きました。
（かくいう僕は、不器用ですがｗ）
さてさて、今回たくさんの工芸品に驚かされましたが、
頭一歩抜きんでて驚かされたのが、寄木細工の数々。
寄木細工とは、もちろん、あの寄木細工です。
箱根のお土産屋で、よく見るヤツです。
が！
世界を驚かせた寄木細工は、箱根のお土産物屋のそれとは、次元が違います。
例えば、こんなの （《家形変り箪笥》）とか↓
例えば、こんなの （《ライティング・ビューロー》）とか↓
「どんだけ、木を寄せれば、気が済むんだ？！」
もはやスゴすぎて、呆れてしまうレベル （笑）
開いた口が塞がりませんでした。
挙げ句に、 《飾棚》 は、こんなことに。。。
「棚なのに、寺みたいなのもあるし！！」
ここまで来ると、何が何だかよくわかりません。
スゴすぎて、そのスゴさを理解するには、僕のキャパでは限界です （笑）
ちなみに。
世界を驚かせた日本の輸出工芸とは、あんまり関係ないですが。
特別出品として、 “明治期日本の古写真” が、全後期にわけて約60点が展示されています。
そのキャプションをよく読むと、
「坂崎幸之助コレクションから」
の文字が！
ジ・アルフィー！！
ある意味で、工芸品よりも驚かされたかもしれません （笑）
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