今回、鑑賞した映画はこちら。
■フリーダ
監督:ジュリー・テイモア
出演:サルマ・ハエック
アルフレッド・モリーナ
2002/アメリカ=カナダ=メキシコ/123分
病との闘いなどの試練にもめげず、愛と芸術に生きた女流画家フリーダ・カーロの半生を描いた実話に基づく感動作!
18歳の時、バスの事故に会い瀕死の重傷を負ったフリーダ・カーロは、両親から贈られた画材で自画像を描き始める。やがて杖をついて歩けるようになると絵を売って収入を得るため、高名な壁画家ディエゴの門を叩く。
二人は芸術と政治活動を通じて互いを認め合い、愛し合うようになるが…。 ( 「Oricon」 データベースより)
「予想していた以上に面白かったです。
(↑何様のつもりの発言なのでしょう(笑))
何はともあれ、フリーダの人生が凄い。
“ここまで、壮絶な人生の人がいたんだなぁ…”
と。
フリーダに比べたら、 『金スマ』 は、まだまだぬるいですね。
事故の後遺症と闘いながらも、
決して卑屈にならず、画家として堂々と人生を歩み続けたというのは、
男女の性差を超越して、本当にカッコいいなと思いました。
今まで、フリーダの絵に出会った時は、
“うわぁ…なんか痛々しい絵だなぁ…”
と、意識的に目をそらしていましたが、
これからは、真剣に向き合おうと思います。
痛々しいけども、その奥にある芯のようなものを、
是非、実際の絵画から感じ取ってみたくなりました。
そういうわけで、この映画は、
僕の中でのフリーダに対する評価を大きく上げることに貢献しました。
素晴らしい。
…が、反対に。
フリーダの夫である画家ディエゴの評価は、相当下がりました。
映画では、フリーダを悩ませた彼の浮気癖が、
あますところなく (?) 描かれているのですが、
男の僕でも、ディエゴにはドン引きしました。
モデルに手を出す、ファンには手を出す、
挙句の果てには、フリーダの妹にまで手を出す。。。
ディエゴ・リベラ。
つくづくな男です。
いやぁ、浮気は本当にしちゃ、いけませんね。
いつ映画にされるか、わかりませんので。
さてさて。
この映画は、フリーダの絵画作品を効果的に使用したシーンがあったり、
映画 『キングコング』 風なシーンがあったりと。
単調な伝記映画とならないよう飽きさせない工夫が数々されてましたが、
それでも、僕としては、途中ちょっとだけ退屈してしまいました。
女性の人生を赤裸々に描いたような話は、
映画であれ、小説であれ、あまり好きでないのです。
僕としては、123分は長く、90分くらいに収めてほしいところでした。
で、観賞後に、映画 『フリーダ』 の公式HPを発見しました。
このページの 「About Frida」 というところをクリックしたら、
映画の最初から最後までのあらすじが、事細かに書かれていました。
“映画を観なくても、ここを読めばよかったんじゃね??”
そんな疑念が、今、胸の中を渦巻いています。
(星3)」
~映画に登場する名画~