トーキョーN◎VAアクト感想 [ハート・オン・エッジ] | *Aquril-Mythra*

*Aquril-Mythra*

主にTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のセッション記録&感想をつらつらと綴る、t*a*r*oの個人的ブログです\(^o^)/
Neuro/CrowD系アクトの感想もこちらに記載したいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!(`・ω・´)
[Twitter→@tokitobito]

7月第一週の土曜日は、トーキョーN◎VA The Detonation CHRONICLE付属シナリオ「ハート・オン・エッジ」にプレイヤー参加させて頂きました!

 

この「ハート・オン・エッジ」は、そもそもが「10th Anniversary」という、トーキョーN◎VA10周年記念として刊行されたゲーマーズ・フィールド別冊に収録されていたものらしいのですが、これがクロニクルにDetonation(D)版として掲載されています。


今回は、これをルーラーの御日月さんにAXLERATION(X)版にコンバート頂き、ルールはX版、舞台はRevolution/Revolution Revised時代ということで参加させて頂きました!

 

***
アクトタイトル:ハート・オン・エッジ
出典:トーキョーN◎VA The Detonation CHRONICLE(御日月さまアレンジ)
プレイヤー数:5人
プレイ時間:7時間

***

 

以下、感想です!

 

アクトの導入は、「千早の有能なタタラである新宮まひるという女性が作成した電脳ゲームソフト、“ハート・オン・エッジ”。それは“夢を自由に見ることができる”シロモノだという。キャスト達は“ハート・オン・エッジ”の世界にダイブするが、そこでは“災厄”前の日常風景が描かれており、平穏な生活を追体験することができた。一方、千早重工C2研究所が爆破され、新宮まひるの死亡が知らされる。どうやら、新宮まひるは“災厄”の真実を知り、それを“ハート・オン・エッジ”のどこかに隠したらしい―」というもの。

 

トーキョーN◎VAの世界観は現代世界とは大きく違い、とある事件によって地球の地軸が転回し、日本は赤道直下に位置する熱帯になってしまっていますが、トーキョーN◎VAではこの“とある事件”を“災厄(ハザード)”と呼んでおり、今回のシナリオはこの“災厄”真実を巡り、現実世界、電脳世界、そしてアストラル世界の3軸の世界を遷ろう、というストーリーになっています。

(ちなみに、“災厄”の真実そのものの内容に関してはこのアクトでは触れられていません)

 

また、上記の通り今回のアクトは電脳世界に加えてアストラル要素が多分に絡んでくるので、トーキョーN◎VAならではの、現代世界とはまったく違った独特の世界観を最大限に感じることができます(逆を言うと、割と特殊な環境なためプレイヤーの理解を追いつけるのが大変でしたが…)

 

また、敵ゲストの一人がいわゆる“ホンモノ”のサイバーサイコで、ヒロインが容赦なく(キャストによる救済の余地なく)惨殺されてしまう描写があったりするので、こういうのが苦手な人にはちょっとキツいかもしれません。
(敵ゲストに対するヘイトは十分に稼げるので、気持ちよく即死系神業をぶっ放せるという利点はあったりするのですが)

 

シナリオは上記の通りかなり特殊な印象でしたが、メンバーさん達は安定のベテラン揃いで、アクトのテーマに合致した趣深い人間ドラマが展開されていました!

 

PC1はヒロインの同僚であり友人のタタラ「捻子」(プレイヤー:momo)。友人の感情や境遇、死に寄り添える良いプレイをしていました。
特に最後の神業演出(新宮まひるが守ろうとした秘密を(《不可触》相当の神業で)自身に封じる)は見事でした!

 

このキャストはX時代のアクトでもちらほら出演しているので、彼女の若かりし日の姿を見れて良かったです。

 

PC2は“ハート・オン・エッジ”に召喚されるマヤカシ「“N◎VAのキャスター”」(プレイヤー:アスカゼさん)。

珍しいマヤカシ枠ということで、FGO的な英霊ライクなキャストでしたが、このアクトにはぴったりのキャラクターでした!

 

外見は年若い少女、中身は不死の年長者という所謂「ロリババア」ムーブ、及びテイストが、暗くなりがちなパーティームードをポジティブに牽引していました!

 

ちなみに真名は「吉備朝臣真備」。奈良時代の政治家、学者、菅原道真と共に学者でありながら大臣の地位にまで登り詰めた英傑ということです。

 

PC3はメタトロンに“ハート・オン・エッジ”の調査を依頼されるニューロ「“ドライヘッド”ディーン・ハスラー」(プレイヤー:倉樫澄人さん)。

悠久の時を生きる妖精族のニューロマンサー。このキャラとは(キャストは違いますが)、クロニクルキャンペーン「聖者の行進」(*感想記事*)第2話「セルフサクリファイスII」で共演したことがあったので、とても感慨深かったです!

 

相変わらずの伝説のニューロマンサー(ムーブもカット進行も)っぷりと、冷静沈着なこのキャラにしては感情が揺らぐ演出があったのがとても良い味を出してました!

 

PC4は新宮まひるの死の真相を探るフェイト「“黒糸(こくし)”折田宗一郎」(プレイヤー:とーるさん)。

データの都合上)フェイトというかどちらかと言えば暗殺者よりのムーブの渋いキャラでしたが、捻子と同じくヒロインやゲスト、キャストの心情に寄りそい、情念を動かす良いキャラでした。

 

普段は柔らい物腰、有事のときには空気が切れるような殺気を放つ美形…カッコイイですね!

 

また、PC5である僕のキャラ(鎧)を着て頂いて大変助かりましたw

 

PC5は千早重工研究所爆破事件を追うイヌ「"十戒" モルゴー」(プレイヤー:taro)。

意志持つ人造装甲兵器(パワードスーツ)で、ちょっと極端な思考基準で「悪即斬」を着用者に促すエキセントリックなキャラ。初出は「やくそくの制裁(ODAさん作)」(*感想記事*)なのですが、今回は敢えてシリアスなシナリオで、ムーブはきちんとシリアスめに動こうと思い立ち(実験的に)起用。

 

…いろいろ苦労しましたが、最低限のラインではマトモに動けたかなぁ、と思っています(;´Д`)

 

***
そんな訳で、いろいろ難しい面もありましたが、普段はなかなか体験できないX時代以前のシナリオ、そして電脳モノとアストラルモノが混在した、大変貴重なシナリオを体験させて頂きました!

 

X版にコンバートし、ルーラーを担当頂いた御日月さんをはじめ、ご同卓頂いた皆様、どうもありがとうございました!\(^o^)/