ダブルクロス感想 [戦乙女の槍] | *Aquril-Mythra*

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主にTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のセッション記録&感想をつらつらと綴る、t*a*r*oの個人的ブログです\(^o^)/
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7月第二週の日曜日は、ひとさんのダブルクロスセッション「戦乙女の槍」にプレイヤー参加させて頂きました!

 

F.E.A.R.系ゲームの中で最もメジャーとも言える「ダブルクロス」ですが、実は僕、最近では全然やっていなかった(思い起こすと前回プレイが2年前)ため、ほとんど忘れてしまった状態での参加でした(^-^;)

 

その上、今回はプレイヤーで同卓頂いた方が(momoを除き)お初の方々(そのうち一人はTRPG自体がほぼ初めて)、GMもあまりマスター慣れしていないと聞いていたので、きちんと僕自身、みなさんが楽しめるように上手く立ち回れるかどうか一抹の不安がありました…


…ですが、卓メンバーさん達が全員「みんなで楽しもう」ときちんと意識して臨まれていたので、その不安は杞憂に終わりました\(^o^)/

 

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シナリオタイトル:戦乙女の槍
出典:オリジナル (リュイナさま作、ひとさまアレンジ)
プレイヤー数:5人
プレイ時間:4.5時間

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以下、感想です!
まずは、セッショントレーラーをご紹介。

 

昨日と同じ今日、今日と同じ明日
世界は繰り返し時を刻み、終わらないように見えた。
だが、人々の知らないところで、世界は大きく変貌していた。

 

神話と同じ名を抱いた戦乙女の槍。
人智を超えた力を巡って、幾多の想いが交差し、すれ違う。

 

あるものは誰かのために傷つき、
あるものは力に溺れ、飲みこまれた。

 

人ならざるものが見据えた先にあるものは。

 

ダブルクロス the 3rd Edition
戦乙女の槍

 

ダブルクロス―それは裏切りを表す言葉

 

…このシナリオは、ご友人のリュイナさんが作られたシナリオということで、今回ひとさんがセッションを開催するにあたりアレンジを加えたもの、ということだそうです。

 

キャラクターは、レネゲイドビーイングである「戦乙女の槍」に貫かれ、オーヴァードとして覚醒してしまう高校生(PC1)、PC1と同じ高校の生徒であり、既にオーヴァードとして覚醒しているUGNチルドレン(PC2)、元ファルスハーツ(FH)だったが、今はUGNに協力しているUGNエージェント(PC3)、舞台となる都市のUGN支部長(PC4)、UGNに協力するエージェント(PC5)という配置になっており、オーソドックスながらも手堅い配置になっています。

 

今回は、PC1~3は高校生(PC2はPC1の部活(テニス部)の後輩、PC3は同じ部活仲間)、PC4、5は30代の大人(PC4は実業家で、自らが運営する系列グループのカフェを支部にしているUGN支部長、PC5は法曹家で、イリーガルのレネゲイドハンター)と、上手い具合に対比ができており、美味しいポジション分けになっていました!

 

また、ストーリーはPC1を中心として、彼が「非オーヴァードの友人を失いつつも、UGNエージェントである部活仲間に支えられ、自らの力を仲間を守るために使うことを決意し、ジャームに立ち向かう」というダブルクロスではテンプレートながらも一番カタルシスを感じられる進行が展開され、また「PC3の元師匠であるファルスハーツのエージェント」が登場する等、ダブルクロスのキャッチフレーズである「裏切り」も随所に取り入れた、非常に盛り上がったものになりました!

 

大人組のムーブも「悩めるPC1に、自らで答えを導き出すための示唆をしつつ、行動によって後進に道を示す」というものになっていたので、各々の役割を全うしつつ、若者に花を持たせる良い展開になっていたのではないでしょうか。

 

今回は特に、このPC1をTRPG初心者さんに担当頂き、卓メンバーさん達もPC1を盛り立てるムーブになっていたので非常に良かったと思いました。
(PC1のプレイヤーさんも満足頂いた模様で、GMさんも安堵していました)

 

これは、シナリオ構成やキャラクター配置の妙に加え、GMさんのマスタリングや卓メンバーみなさんの協力がないと実現はなかなか難しいことなので(しかも初顔合わせ卓で)、とても素晴らしいことだと思いました。

 

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データ面では、(トランプを使わず)ダイスをたくさんゴロゴロ振るシステムは久しぶりだったのですが、そういうシステムもたまにはカタルシスあって良いなぁと思いました。

 

また、今回僕は使うと侵蝕地が4D10上昇するエフェクトを使ったのですが、ダイス目が34という上振れの出目を出してしまい、一気に侵蝕値が178に…((((;゜Д゜)))

 

クライマックス戦闘前に「なんかヤバそうだな」と思って、わざわざ死にフラグのシーンを立てておいたのですが、これが幸いしたのかそうでないのか(笑)、バックトラックで7D10(の2倍振り)で83の出目を出し、最終侵蝕値は95!
…なんとか帰ってくることができました(^-^;)

 

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まったくの余談ですが、PC3の名前が「爆山 はぜる」という、自爆攻撃を要とするキャラクターでとっても良い「なめくじたべぞう」センスを感じたので、プレイヤーさんいは是非今度「卓上サスペンス劇場」や「ミューテーション」のセッションをご経験頂きたいなぁ、なんて思ったりw

 

さらにはシナリオNPCも「相上 葵(あいうえ あおい)」「柿倉 敬太(かきくら けいた)」「指主 晴太郎(さしす せいたろう)」という非常にインパクトが強いものの、却って名前が呼びづらく、また、どうしても名前を言うときに笑ってしまうので、シリアスなシナリオではこれはちょっと諸刃のヤイバだな、と思いました(;´Д`)

 

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…そんな訳で、久々のダブルクロス、大変楽しませて頂きました!

ご同卓頂いたみなさま、どうもありがとうございました!\(^o^)/