珍精油にはワクワクする
webも創るアロマ&カウンセリング講師、アロマシオンの島田さつきです。
久々にアロマテラピーらしい話題。
先日、マダガスカル産精油のカタフレイに出会いました。
マダガスカル精油は、日本ではあまりポピュラーでない様子。
以前、生活の木でサロー、イアリー、バタフライジンジャーの精油セットを買ったことがある。
【カタフレイ精油】 Cedrelopsis grevei プタエロクシラ科 樹皮から水蒸気蒸留
カタフレイは、マダガスカル島の南、南西部にある低木で固有の品種らしい。
現地では伝統医療で最も利用される植物だそうで、
現地の人は樹皮をお風呂やお茶として伝統的に利用。
疲労、解熱、頭痛、のどの痛みなどに用いられるそう。
資料によると、昔ながらの助産師らによって、出産後の子宮回復にも利用となっている。
優れた抗炎症、鎮痛、うっ滞除去、痒み阻止、に加え、抗ヒスタミン作用も含む。
成分は、ほぼセスキテルペン炭化水素で占められており、
中でも珍しい成分イシュワランが17~25%の割合。
ナードのケモタイプ事典を見てもセスキテルペン炭化水素が7割近くを占めている。
他でも調べてみたところ、δ-カジネン、β-エレメン、α-コパエン、γ-カジネン、β-セリネン、α-セリネン、 γ-ムウロレン、α-ムウロレン、β-カリオフィレンなどが並ぶ。
全体では次のような作用で占められる
セスキテルペン炭化水素(-)の持つ優れた抗炎症、鎮静作用
セスキテルペン炭化水素(+)の持つ強壮、刺激作用
静脈瘤、うっ滞除去とくればセルライトと血流を流して排出する用途には使える。
なので疼痛がつきもののリウマチや通風などにももってこいで、原因である不要物も排泄できる。
抗掻痒(かゆみ止め)、抗ヒスタミンがあるので、アレルギーや湿疹など皮膚へも適切。
特に禁忌もないようなので、刺激作用以外に気をつければ比較的安心に使えそうである。
この精油が今度手に入ることになった。
アロマテラピーの第一人者ピエール・フランコム氏は数年前からマダガスカルで活躍している。
氏が設立した非営利団体AFSでは、精油採取によってマダガスカルの貧困層を救う活動もしており、こちらからフレッシュな精油が入手できます。
精油は採取した瞬間から化学変化(劣化)が始まるため、本来はフレッシュなものを手に入れたいところ。
他に、ロンゴザ、ジンジャー、ハナシュクシャ(パピヨンジンジャー・ジンジャーリリー)もありますので、
順次ご紹介します。
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