呼吸筋について、ざっとまとめておきますね。以下数行は専門用語が多発しますので、会員の皆さまは、スル―してもかまいませんからねっ
吸気 主動筋(主に働く筋肉)
外肋間筋・胸肋筋・横隔膜
補助筋(主動筋の働きを助ける筋肉)
胸鎖乳突筋・前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋
(以上 頸椎が固定されたときのみ
=首が動いていないとき)
大胸筋・小胸筋・前鋸筋下部線維・広背筋
(以上 上肢がすでに外転位にあるとき
=腕が外に上がっているとき)
呼気 主動筋
内肋間筋
※通常の呼気は吸気で胸郭が拡張したあと、
弾力性で自然に元の状態にもどる反応です。
補助筋
腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・
腸肋筋下部線維・最長筋・後下鋸筋・
腰方形筋
本日は、それぞれの筋肉がどこにどのようについているのかは割愛いたしますのでご了承くださいませ。
補助的に使われる筋は、通常の呼吸ではおそらくそれほど使われないと思われます。深呼吸をしたり、あるいは強度の高い運動をした後などに使う部分ですね。
参考までに先日の資料を添付しておきますね。暖色系が吸気に関する筋肉、寒色系が呼気に関わる筋肉です。えっと・・・このイラストに腹横筋や腰方形筋は記されておりません
ちなみに、この人物、なぜか悩ましいポーズをとっていますけど(笑)
腕を上げたこの状態が、上肢が外転しているという状態です。腕を上げている側だけにわざわざ記されている筋肉は、そのポジションになったときに使われると考えてくださいね
腹筋については、また機を改めて記事にするつもりですが、私がフィットネスを始めた当初は、腹直筋や腹斜筋をどれだけ鍛えるかということを主に学習していましたが、昨今は一番深層部の腹横筋の重要性がわかってきて、叫ばれています。お客様への指導でもそれをか~な~りうるさく言っておりますこれはまたね
これを記事にしたのは、ご自身の体がどのような仕組みなのかできるだけ多くの方に知ってもらうきっかけになれば嬉しいと思ったから細かい事までは覚えなくて構いませんが、深呼吸を意識したときに、ざっくりこの辺りが使われているんだなぁ~と頭の中でイメージできた状態でそれを実践するのと、そうでないのとは、やっぱり結果は全く違うと思うのですよ。
動物的な勘も大切で、深呼吸をして得られたイメージも大切。筋肉とはまた違うことに意識を向けて行うこともかなり大切。
そして、こういった仕組みを知っていても実践しなくて頭でっかちだと、これまたバランス悪し
みなさんの健康づくりに、少しでもお役にたてますように~
最後に、私がハマっている呼吸系の文献、ご紹介しようと思ったのですが、また長くなっちゃったので別建てにしますね