かなり間が空いてしまいましたが、呼吸筋について書きとめておこうと思います。
私自身、この呼吸筋を意識して動かすようになってから、体のポテンシャルが向上したこと、実感しております。たぶん、脱臼ばっかりしていた昔より(私は両肩、習慣性脱臼で、手術を勧められていたんですね)、体力は若干低下したとしても、動ける動作はずっと増えていますし、体もずっと楽ちんです。
呼吸筋については、フィットネスのクラスでもよ~く申し上げているところなので、できるだけ小難しい話にならないように確認させてくださいね~
まず、息を吸っているときと吐いているときの肋骨の状態に関しては、こちらをどうぞ。
では、吸気と呼気のときに使う筋肉を、ざっとまとめておきましょう。
以下の図をご覧くださいませ。
図の真ん中あたりに赤い矢印と青い矢印があります。これ2種類ある肋間筋の線維が走る方向です。
肋間筋はその名の通りそれぞれの肋骨のあいだに存在する筋肉です。
赤い矢印は外肋間筋の線維方向。息を吸うときに作動して、肋骨を持ち上げ、結果肋骨の間の空間である、胸郭を前後左右に広げてくれます。ちなみにこの時、胸郭と腹部の境目に存在する横隔膜は、引き下がった状態になっています。
青い矢印は、内肋間筋の線維方向。内肋間筋は息を吐くときに作動します。
ちなみにピンク色っで何となく色付けされている部分の筋肉は、吸気のときに補助的に働きますし、紫色で着色されている筋肉は呼気のときに補助的に働きます。
ちなみにこちらは、全面からみたときの呼吸筋たち。同じくピンク色は吸気、紫色は呼気の補助筋たちです。
全体的に肋骨上部の筋肉は吸気、肋骨下部から骨盤を繋ぐ部分は呼気に関するといえますね。
呼吸法は呼気もしっかり意識していきますとお腹周りが引き締まるだけでなく、首や肩の周りの緊張がほぐれそうだなぁ~と想像できたアナタは、もうかなりのマッスル通でございます
緊張が続いている状態の方に肩こり首こりが多いというのもうなずけるかと・・・
吸気は自律神経の交感神経を、呼気は副交感神経を刺激しますからね。リラックスして呼気を意識した方が、肩こり、首こりが緩和するでしょうし、ひょっとしたらくびれだってできるかもしれましぇん
最後に呼吸筋について、もうちょっと詳しくまとめようと思いましたが、ちょっと長いので一旦ここで切りますね。次回このネタを書くときは、私の好みの呼吸の本も紹介しようと思っています。おたくだよ~ん
今日の資料はこの本がベースです。
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私の愛読書ですが・・・すでにこちらは廃版です
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改定版が出てるのよ~。何が改定されているのか確認したいと思いつつ・・・ずいぶん月日がたってしまいました。
呼吸に関して新しい情報があったら、ご存知の方、教えてくらさいませ
ちなみに、カパンディは3巻セットじゃないと意味がないのです。
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