国民の声に耳をふさがないで! | misaのブログ

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大飯原発3、4号機の再稼働の理解を求めるため14日、福井県入りした枝野大臣は福井県知事と会談しました。

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枝野大臣「これまで基幹電源として電力供給を担ってきた原子力発電所を、引き続き重要な電源として活用することが必要と考えております。」

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これに対し、西川県知事は「妥当性については今後福井県としては、県が設置している県原子力安全専門委員会において厳正にチェックを加えてまいりたいと思います。」と答え、協力についての回答を保留にしました。

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おおい町の時岡忍町長は、再稼働を「まだかまだかと待っていた」くらいの方ですので、住民説明会が行われるのを楽しみにしているようです。

政府は、大飯原発について「安全性は確認できた、再稼働は妥当だ」と、早急に判断を下し、そして、再稼働に容認の考えを持つ福井県とおおい町ならば理解は得やすいだろうとやって来たわけです。

その首長から逆に「大阪や京都、滋賀などの関西圏の理解を」と求められてしまいました。

これにはさぞかしがっかりした事でしょう。

班目委員長の時もそうでした。絶対に安全だと言ってくれるものと思っていた安全委員会が「一次評価だけでは不十分」として太鼓判を押してはくれなかったのです。

そう簡単に再稼働を許すわけにはいきません。

14日には福井県庁前に再稼働に反対する市民の方が約200人、そして13日には首相官邸前に1000人もの人々が集まり抗議の声を挙げています。

11日には霞が関周辺で1000人近くの方が集まりデモ行進をしています。

ネットでの投票では、92%の方が再稼働に反対をしています。

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この国民の声を聞こうともしないで再稼働を強行するならば、政府に対する不信感はとてつもなく大きなものとなるでしょう。

また、国民に対する殺人行為とも取られます。

何故なら、大飯原発のそばには、こんなに活断層が潜んでいるのです。

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若狭湾周辺には、もんじゅをはじめ、5つの原発(14基)がひしめいています。

しかし、ここも歴史的にみて決して安全な場所ではないのです。

若狭湾に津波が押し寄せたと記録がある天正大地震が1586年に起こっています。

吉田兼見氏の日記「兼見卿記(きょうき)」や、ポルトガル人の宣教師ルイス・フロイスによって書かれた「日本史」にも津波の記述が残されています。

フロイス「地が数日間揺れ動いた後、海が荒れ立ち高い山にも似た大波が、遠くから恐るべき唸りを発しながら、猛烈な勢いで押し寄せてその町に襲いかかり、ほとんど痕跡を留めないまでに破壊してしまった。」

関西電力などは、去年10月からこの天正大地震を検証するためにボーリング調査を行っています。

熊川断層は、大飯原発から琵琶湖方面に延びる活断層ですが、関西電力はこれら3つの活断層が連動しても原発は揺れに耐えられるとしています。

また、連動する頻度は100万年に1度くらいなので考慮する必要はないとも考えているようです。

しかし、石橋克彦氏は「3連動では1.8倍の1260ガルになり、大飯原発の耐震安全性は成り立たない」と発表しています。

配管などの強度が計算上では大丈夫とされても、いざ大地震の時に果たして亀裂が入らないかは疑問です。

しかも大飯原発には、ベントフィルターなど、万が一の時の備えがないのに再稼働をしようとしているのです。

100万年に一度だから平気だとか、3年先までは地震は起こらないだろうから再稼働してから追い追い作っていけばいい、そんな見切り発車で良いのでしょうか?

今、世界で地殻変動が起こっています。

3年以内に地震が来ないなんて保証は、どこにもないのです。

安全委員会さえも安全だと言っていないのに、政府が新しい安全基準をわずか3日で作り、何かあったら責任は取るからと再稼働させるのに必死だったのです。

でも、そのもくろみは見事に外れて、一時だけ原発はゼロになると、妥協の発言が飛び出しました。

もし、宇宙や地球が味方するとしたら、一体どちらにつくでしょうか。

天の神様は、きっと良い方向に私たちを導いてくれると信じています。だからきっと大丈夫!

国民の命を最優先にするという国の本来の使命を忘れるようでは、日本の長として失格であることは明らかですね。

<画像は報道ステーションSUNDAYより>