｢駿河には過ぎたるものが二つある。富士のお山に原の白隠」
丹田呼吸法を日本で最初に広めた白隠禅師は、江戸時代の駿河の名僧でした。
その白隠禅師が私たちにプレゼントして下さった瞑想法があります。
軟酥の法
軟酥（なんそ）とは柔らかいバターの様なものと思って下さい。
まず、鴨の卵くらい（鶏より少し大きい）の軟酥を頭に乗せたと想像して下さいね。
この軟酥はとっても良い香りがするそうです 
そのまましばらく丹田呼吸をしていて下さい。
そしたら、頭の上の軟酥が体温で溶けて、だんだんと頭の中にたれて来るイメージをします。
軟酥は自分の身体の中の悪いものを、きれいに絡め取ってくれるものなのです。
身体の隅々まで、ゆっくり軟酥が溶けて行き渡るイメージをして下さい。
そして、身体の悪いものを全て洗い流してくれた軟酥は、やがて足の裏から出ていきます。
汚れが溜まっているなと感じたら、何度か繰り返しやってみて下さい 
深くイメージング出来ると、脳波はシータ波になっていますので、終わる時にはいきなり動くのでなく、両手を開いたり握ったりして徐々に身体を目覚めさせて下さいね 
この軟酥の法は、座ってやる方が上から下へのイメージがしやすいですが、寝た姿勢でもＯＫです。
痛みや不快な部分、病気の部分がある時は、そこを念入りに何度も洗い流してくださいね 
やっている間中、腹式呼吸を続けている方が効果的です。
それから、こんなイメージングもあります 
自分の身体のどこかが悪いとします。
愛くるしいイルカちゃんをイメージで呼び出して下さい 
その子が小さくなって、血管の中を泳いで行き、悪いものを食べてくれている様子を想像するのです。
食べてくれて、その子が帰る時にはお礼を言ってあげて下さいね 
こう言うイメージは、絶対治るって思いながらやると、すごい威力を発揮します 
反対にちょっとでも疑うと効果はない様です。
自分の力を信じて下さい
イメージングをマスターすれば、病院や薬とはおさらばです 
もちろん、暴飲暴食してたら駄目ですけどね。
是非、やってみてください 
