存在意義 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

ボーと別れそうになったあの日から(ブログ『ギブアップ』参照)、私はボーを責めることは少なくなった。

が、逆に自分自身を責めることが多くなっていった。

相変らずあるスウェーデン人・人々の視線への恐怖、

スウェ語を勉強するモチベーションも持てず、

義家族とのコミュニケーションもうまくできない。

仕事をすることを考えると動悸、息切れがし、脳みそがシャットダウンしてしまう…。

私はなんて弱くてダメな人間なのだろう。

何をするでもない日々を送り、私は自分の存在意義がわからなくなった。

何の為に生まれ、何のために生きているのか。

ただただ息をしているだけのこの現状が惨めでしょうがなかった。

 

「生きてる意味がわからない泣き2

「なんで自分はこんなに弱いんだろう泣き2

「仕事もできない、勉強もできない、なんで自分はこんなにダメな人間なんだろう泣き2

「自分がすごく惨め泣き2

「Fxxk my life!!泣き3泣き3泣き3]

 

なんていう泣き言をよく言ってしまったものだった。

終いには、

「こんな人生、早く終わりにしたい…。」

とまで言うようにあへへガーン

 

ボーはそのたびに、

「そんなこと言わないで。

ろびまろがいなくなったら僕は悲しいよ。」

と言ってくれていたのだが、

その言葉も胸の中にスッと入ってこなかった私。

ただ、家族のことを想うと、

きっと悲しむよな…、

なんて思ったりして、また気持ちを持ちなおそうとするのだが、

しばらくするとまた落ち込んで、自分自身を責め泣き言を言ってしまう…の繰り返しだった。

 

ある日、またいつものように弱音を吐いていると、ボーが言った。

「ろびまろがいなくなったら僕は悲しい。

でもこの際僕のことはどうでもいい。

ろびまろ、自分の家族のことを考えて。

ろびまろがいなくなったら、ろびまろのご家族はすごくすごく悲しむよ。」

ボーの顔を見ると、目に涙をためていた。

image

 

ボーを責めなければ傷つけずに済むと思っていた。

しかしそれは間違いだった。

自分を責めても、またボーを傷つけてしまっていたのだ。

 

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日本にいたころは、一人映画や一人ショッピングをするのも大好きだったし、

家族や友人とおちゃらけたりして、笑うことも大好きでした。

人見知りと言っていますが、初対面の方と会うのが緊張するだけで、

今までの仕事は全て接客業だったので、

人と関わることが嫌いなわけではありませんでした。

それがこっちに来てからというもの、生活は一変し、そして私自身も180度変わってしまいました。

臆病になり、笑うことも少なくなり、そして人との関わりを避け続けました。

そんな自分が惨めでしょうがなくて、

でもどうしても変わることができなくて、

どうしたら変われるのかもわからなくて…。

ただ息をしているだけの毎日に、自分の存在意義がわからなくなりました。

 

自分なんて、いてもいなくても一緒。

誰も困る人なんていない。

 

私がこんなことを言うことで、ボーにも罪悪感を抱かせてしまったことに、当時の私は気づいていませんでした。

 

そして自分も辛いのに、私の家族のことを考えてくれたボー。

私はこの時初めて、彼をまた苦しめていることに気付いたのでした。

彼は言いました。

「ろびまろにそう思わせてしまったのは全て僕の責任。

ごめんね、ろびまろ…。」

あぁ、自分を責めることで、またボーを責めてしまっていたなんて…gakuri*

 

しかし私も心のはけ口がどこかに欲しくて、それからもちょこちょこ弱音を吐き続けました。

ただ、

「こんな人生、早く終わりにしたい!!」

なんて言う事はなくなりました。

ボーも私の家族も悲しむものね。

また、前置きとして、

「ボーちゃんを責めてるわけじゃないから。

ただちょっと吐き出したいだけだから泣き2

と言うようになったりしたのがその後の変化でしょうか。

本当は弱音を言わないのがベストなんですけどねうーん(汗)

でも、私もそんなに強い人間ではないし、

日本の家族にこんなことを言ったらすごく心配させてしまうし、

ここでの生活の殆どの話し相手がボーなので、たまに心の声を聞いてもらっていました。

 

今は自分の存在意義とかは考えなくなりましたが、

将来のこととか考えると不安になりますし、

また、たま~にどうしようもなくホームシックになることもあるので、

そういう時の心のはけ口になってくれています。

そんな私を何も言わずに抱きしめてくれて、弱音を受け止めてくれるボー。

たまに、

「そんな想いさせてごめんね。」

と謝ることも。

「いや、私こそこんなこと言ってごめん。

ボーちゃんを悲しませてしまうってわかってるのに、でも心の中に溜め込むことができなくて泣き2

と言うと、

「言ってくれていいんだよ!これからもそういう事は溜め込まずに言ってほしいよ!!

僕は大丈夫だから、気にせずこれからも吐き出してね笑

と言ってくれます。

あんたは仏かい泣き2キラキラ

そんな仏のボーちゃんに、私は今も日々支えられています(^ー^)(^ー^)。

 

さて、移住当初の私シリーズですが、

おそらくあと3回くらいで終れるかと…。

在住5年記念日までには書き終われそうですOK

 

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先週の木曜日はスウェーデンは祝日。

ボーは金曜日に休みを取って4連休でした。

とっても天気が良く、20度超えの夏日な週末でしたキラキラ

まずはいつもの公園でお散歩。

その公園にあるカフェに在住5年で初めて入った私達。

サンドイッチとワッフルを二人でシェア。

 

かなりボリュームがあって食べごたえ抜群のチキンサンド!

味もバジルの風味が効いててとっても美味しかったですOKキラキラ

 

スウェーデンワッフルは平べったいのが特徴。

生クリームとストロベリーやブルーベリーのジャムでいただくのがスウェーデン流です。

私はスウェーデンのワッフルはそこまで好きではないのだけど、

このワッフルはサクッとしていて、いつも食べるワッフルよりは美味しかったです。

 

お母さん鳥と赤ちゃんが固まってお昼寝中。

癒される~♡

プカプカと漂ってる姿もまたたまりませんハート

 

鴨の親子も仲良く日光浴中。

 

おそらくキツツキの巣↓。

そこから赤ちゃんの泣き声がピーピー聞こえてきました嬉

 

 

 

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