義家族との距離感 2 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

土日月火と私にしてはマグロのような日々を送っていたので、
昨日は一変、トド化していました。
疲労感がすごくて、とにかく1日中寝ていた私です昼寝
おかげで今日は元気回復!!

さて、移住当初の私シリーズです。

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結婚前までは、義家族とのイベントが苦痛で仕方なかった。
孤独とホームシック、会話がわからないので、とにかく一緒にいてもつまらない。
でも、わからなくても愛想笑いはしておかなければいけない。
ボーはなるべく私を家族の中にいれようとしていて、
いちいち訳すのであるが、それがまた余計なお世話というか。
ボーが訳すことによって、今まで盛り上がっていた皆の会話を一旦打ち切ってしまうのだ。
そして皆の視線が集中する。
また、訳されても結局何が面白いのかわからないってことが多々ある。
雰囲気を壊してしまったことがまた苦痛で仕方なくて、
親切心でやってくれたことだとはわかっていても、
家に帰った後には、
「無理に会話の中に入れてくれなくていいから!

頼むから私のことはほっといてくれ!!」
とボーに怒っていたほどだった。

しかし、結婚してから私の心情は徐々に変わっていった。
義家族ともうちょっと仲を深めていきたいと思い始めたのである。
何度も話しているが、義家族はとっても仲が良い。
クリスチャン(義姉旦那)も、マチルダ(義弟彼女)も本当の家族のように、
気兼ねの無い付き合いをしているように見えた。

「クリスチャンやマチルダのように義家族ともうちょっと親密になりたい。
でも、どうすればいいのかわからない。」

私はボーに相談した。
彼は言った。

「クリスチャンは10年以上、マチルダは6年くらいの付き合いだから、
彼らと比べたり、焦ったりする必要はないよ。
時が経てばろびまろも同じようになるから大丈夫だよ。
とりあえず些細なことでもいいから話してみたらどうかな。
天気の話とか、週末は何したとかさ。」

ボーのアドバイス通り、私は実行した。
彼らと会うときは脳みそをフル回転して、
知ってるスウェ語と、時々英語も交えながら、
「今日はすごく良い天気だね~。」
とか、
「休みはどうしていたの?」
とか、
「この料理美味しいね!どうやって作ったの?」
など…。
とにかく、何か話そう、何か話さなくちゃ!
と、自分を追い込み、自分なりに殻を破ろうとしていた。
しかしどんなに頑張っても私はクリスチャンやマチルダのようにはなれなかった。
どこか気をつかわれているのが雰囲気でわかったし、
私の語彙力不足のせいもあって話もそこまで盛り上がらない。
更に食事の時は、あっちこっちで会話が飛び交うため、もう何がなんだか全くわからず、
結局私はシーンとしてしまう。
ボーも私を会話の中にいれようとしてくれるのだが、
その話題は決まって、日本のこと、日本語のこととかだったりする。
「日本語には、漢字、カタカナ、ひらがながあって~。」
とか、
「日本語のBror(兄・弟)には何通りか言い方があるんだ。
あに、おにいちゃん、おにいさん…」
なんていう、義家族にはどうでも良い情報だ。
最初はみんな、
「へ~笑

なんて言ってくれるのだが、

ボーの日本語うんちくがとにかく長いので(そんなに日本語知らないくせにショック)、

段々義家族も飽きてきて、違う話をし始める人が出てくる。

そして最終的に聞いてくれるのはママだけ…なんてことがしょっちゅうだった。

ボーちゃん、私、こんなのは求めてないんだけど…あへへ

 

とにかく、彼らとの間には常に見えない壁があった。

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どんなに頑張っても、この壁を打ち砕くことができなかった。

でも、それもこれも私のコミュニケーション不足のせい、

私のスウェ語力のせい。

もっと私が頑張らなければ、そう思った。

日本語だったらもっとスムーズに会話ができるのに…と何度思ったことか。

そして彼らと会ったあとは必ず、一人反省会が始まる。

あの時こう返していれば…。

あの反応は正解だったのか?

image

落ち込んでは這い上がり、また落ち込んでは這い上がる…の繰り返しだった。

 

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移住当初ボーにはよく、

「ろびまろも家族の一員だよ。

みんなそう思ってるよ。」

と言われていました。

そんなことを言われてもしっくりこなかった私は、

「いや、彼らが何と言おうと、私達は本当の家族にはなれない。

所詮他人だから。」

なんて冷たく返していました。

このよそよそしい関係性から、家族の一員だと思ってるなんて嘘くさかったし、

私自身もそう思うことができなかったのです。

 

しかし結婚してから私の意識も変わり、

これから先の自分の人生に、彼らの存在も大きくなるわけで、

もっと仲良くなりたい、本当の意味で家族の一員になりたい、

そう思うようになりました。

 

しかし、思うように縮まらない彼らとの距離感。

義家族と会った後は、ボーにも、

「ねぇねぇ、今日の私、大丈夫だった?

ちゃんと会話できてた?

失礼な態度してなかった?」

と何度も聞いたりもしました。

 

同じ彼女・嫁の立場のマチルダと自分を比較してしまうことも多く、

義家族はマチルダには笑顔で話しかけるのに、

私には話しかけてこない、又はぎこちない彼らを見るのがまた寂しく感じました。

一度、ボー実家でBBQをした時に、

マチルダとヨハンナ(義姉)がバルコニーで一緒に写真を撮っていたことがあるのですが、

私は誘ってくれないんだなぁ、な~んて思ったりもgakuri*

でも、それもこれも、私はまだまだ彼らと一緒にいる期間が短いから、

そして私のスウェ語不足もあるから…。

そう思っては、

時間をかけてコミュニケーションを取って行けば大丈夫!!

と自分自身に言い聞かせてきました。

 

頑張ればきっと、彼らとの間にあるこの壁も打ち砕くことができる。

 

そう私は信じていたのです。

 

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一眼レフを持って、公園へ散歩しましたカメラ

この時のカモの赤ちゃんも↓、

image

 

ちょこっと大きくなりましたマガモ

 

写真では7羽しかいませんが、ちゃんと9羽残ってましたよ嬉

 

水面にもお花が咲きはじめましたおはな。

 

そこに、

巣を作ってる鳥も。

卵を温めていました。

もうそろそろ産まれるかな?

こういう草花が茂っているところだと、カモメも狙いにくいらしいです。

 

鏡のような湖面。

 

ブルーベリーの実も生りはじめましたブルーベリー

 

ここ一面、ブルーベリー。

とったことはありません。

 

 

新しい命も誕生していました笑

小さな体で水中をスイスイと泳ぎます。

 

チャプン。

 

お母さんがこれ↓。

この赤ちゃんは7、8羽いました。

 

帰りはキツツキに遭遇。

 

この穴(赤丸)からママとパパが交代で出てくるところを見ました。

どうやら巣のようです。

動物たちは子育てシーズンに突入中。

 

 

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