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「鉄鍋のジャン！」という過剰に熱い料理漫画に
「三不粘(サンプーチャン)」というお菓子が登場するんですよね。（ ﾟдﾟ)
三不粘とは「歯につかない、箸につかない、皿につかない」という
意味なんですが‥‥とにかくモチみたいなグニャグニャのお菓子なのに
粘着性がマッタク無いという不思議な特徴があるデザートで
本場の中国でもこれを完璧に作れる料理人はごくわずかという
難易度の高い一品らしいです。
「ジャン」には他にも「ハトの血で作ったお菓子」とか
色々と「めっさ喰いたい」と思わせる珍しい中華デザートが
登場するんですが、今回はねぇ‥‥おまえたつ‥‥
比較的材料の入手が簡単な、この三不粘に挑戦してみますたよ!! (ﾟДﾟ)
完成品の三不粘を実際に食べられる料理店って言うのはこつら。
http://homepage2.nifty.com/ryusuirou/sanpuchan2.html
http://r.gnavi.co.jp/a384121/menu2.htm
まぁ見て頂ければわかるんですが‥‥どっちも「コース料理の
デザート」としてしか注文出来ず、単品注文が不可なんですよね。
やっぱ自分で作るしかない、ということで
レスピはこつら。
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レスピ
卵黄 ５個分
砂糖 80ｇ
澱粉（さつま芋や緑豆の澱粉が良い） 40ｇ
水 250cc
ラード 100cc
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ただし、この三不粘‥‥レシピやある程度の調理行程は
調べられるんですが、なんか「あるタイミングで
おもっくそかき混ぜる。その加減が難しい」らしく、その
タイミングとやらがわからないんですよね。
だからそこら辺はとりあえず、適当にアレしていきましょう。( ﾟдﾟ)ﾉ
 緑豆澱粉（りょくとうでんぷん） |
まずラード以外の材料を混ぜて、茶こしみたいな細かい網で漉します。
そしてラードを熱した中華鍋に半分入れ、そして先程の材料を全て入れて
弱火でかき混ぜながら熱していきます。
これがね‥‥めさめさ時間掛かりました。
もっと火を強くすれば良かったのかも知れませんが‥‥
かき混ぜるのを止めると
すぐ焦げ付きますからね。
とろ火で根気よくかき混ぜると、30分くらいで少しずつ
固まってきます。ここで残りのラードを細かく入れながら
さらにかき混ぜます。
さて、出来ました。
ちょっと見本写真と比べてみれば‥‥粘っこさが足らないですよね。
ぐいーんと伸びる粘りけが。
ただ「三不粘」の名の如く「ひっつきにくい」のは確かです。
でもまぁ‥‥そら、あんだけラード使ってたらね。（´Д｀）-y~~~
では、早速食べてみましょう。
‥‥微妙に美味いかも。（ ﾟдﾟ)
なんかこう‥‥旨みが凄いです。芳醇な甘みというか、
何時間も苦労してかき混ぜただけ合って‥‥シンプルな材料なのに
いろんな味わいが感じられるというか。
あと「玉子の甘い香り」というのも良い感じの風味です。
味はね、喩えようにも喩えようにないというか‥‥
カスタードでもクリームでもない、なんか素朴な甘さというか。
本物を食べた事がないんで近いのかどうかわかりませんが
大きくは外れてないはず。実際美味いし。
ただこのお菓子、ラードをたっぷり使っているわりに
スッと溶けるような口当たりで、つい‥‥
パクパクいってしまうので注意が必要です。
ちなみにこの三不粘、出来上がりは
グニャグニャなんですが、冷えたらカチカチになります。
こういう点にも、市販化出来ない理由があると思いますた。
ということで、アレだ。
最近寒くなったよね。（´Д｀）-y~~~
～ つずく ～
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