みなさま、こんにちは。
2号です。
本日は質問のあったゴーストシャドーについてお話します。
←水質によりほんのりブルーっぽくなる個体。
まず、ゴーストシャドーは基本的にシャドーシュリンプの色素欠落個体となります。
通常であれば黒や赤、ターコイズのブルーなどが占領する領域の色素が
欠落し、白だけが残る特殊な個体です。
1000匹単位でブリーディングが成功すれば突然表れるケースも聞いていますが
その後の固定は長い道のりとなり・・・大変です。
ただの色ぬけといえばそうなのかもしれませんが、遺伝子上は非常に有効活用できる可能性を
秘めています。
いいかえますと、白以外の色素をもっていない(表面上)ので有色タイプとの交配で分離を
効かせやすく、色素の整理という意味での“もどし交配”(親とのかけ戻しという意味ではない)
も上級テクニックとして取り入れることが可能です。
↑卵の色も幻想的です。孵化までの生命サイクルも確認するのにももってこい!
履歴ですが、
作出経路としてはまず、レッドシャドーの色素が薄い個体(予め劣性なので)から変異した
透明系個体を利用し、その後にブラック側に欠落因子を移行→固定・・・
という具合です。(まあ突然変異といえばそういうことになるんでしょうか・・・)
↑ゴーストのいわゆるレッドタイプ。上層部の色素は欠落していますが、内部の色素が
生きている結果、このような淡い色彩を放っています。(よくいう表の色と裏の色とはこういうことです)
単なる色ぬけでないことは、ノーマルカラーのレッドシャドーと検証交配すれば明確です。
今後、これらの因子(特徴)を利用した新しいタイプのシュリンプ、もしくは色彩を整理した
ブラックシャドーやレッドシャドーを作出できるかもしれません。(見た目は分かりませんが・・・)
シャドーの色が抜ける現象を整理しなおすのに使えるかも?
(Q:え?ゴーストは色ぬけだから掛け合わせると余計に色ぬけするんじゃ・・・? A:続きはまた)
また、従来から存在しているビーシュリンプの色素欠落個体、“青卵”(あおらん)タイプとの違いや
交配の件ですが、結論からいいますと、検証交配で確認しないとあとあとややこしいことになって
しまうかもしれません。
ちなみに青卵ビーとシャドーの交配によるF2取り計画も可能性が0ではありませんが、
有色因子に引きつられてしまい、欠落因子は吸収され、行方不明になることがほとんどです。
海外からもゴーストシャドーが出現しているという情報も入り、確認したところ
タイガー側からの移行個体であり、有色シャドーとの交配ではF1黒ビーシュリンプ柄の出現に
より別系統ではないかと思います。
このあたりの話は個人的に相当語りたくなってしまうのですが、単なる自己満足的な文面に
なってしまうので割愛します。(需要のある話ってなかなか難しいですね。簡単な話だと
「そんなことくらい知ってる」っていわれますし~)
↑ビーシュリンプの色素欠落個体。いわゆる“青卵”。
これはこれでとってもキレイですね。表面上はゴーストとの違いが分かりにくいです。
余談ですが、例えば今後、
“ゴーストパンダ”という形で入手されてブラックシャドーと交配したらすべて
黒ビーシュリンプが生まれてきた・・・みたいな事件が起こらないことを願います。
さてさて、
単なるキレイな個体どうしの交配で美しさを増してゆくラインとは違う狙い方も
こういった交配観念から今後、ブリーディングテクニックの一つとして一般化してくるかもしれません。
SHOPとしての本来の役割をまっとうするためには、導きの根拠が必要だと思っています。
しかし、
こういう話をしていて何かメリットはあるのだろうか・・・と考えるこのごろです。
色々なご質問にお答えするために孤独な追求は進む・・・
一緒にどんどん追求しましょう!
(久々の大文字!)
でわ~~~~~~~~~~^