フランスでのエルビスとの関係 4 | Joy to the WORLD!

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わたしの日常生活。

つづき (引き続き愚痴も入ります)



最近すごく感じるようになったのは


フランス語だけで会話が進む食卓など

(特に今お世話になっているところは夫婦とティーン・エイジャーの男の子ふたりの家族)

私は完全にひとりぼっちになるわけです。


以前はマメマメしく、通訳してくれたエルビスですが

最近少なくなりました。



全部知りたい、とは思わないよ。

でも、なんでみんなが笑ってるのか私だけわからない、とか

完全に一人取り残されてる感じがつまらないのを通り越して、あまりにも悲しいのです。


こういうことが何度もあった。



英語がわからないフランス人たちの間で

30分以上私ぽつんと取り残されたりしたこともあったし


悲しい、というのはエルビスの愛情がまったく感じられないからなのだ。



もちろんフランス語を解さない私も悪いのだけど


途中、今こんなこと話してるんだよ、とか


ごめんね、あとで説明するからね、とか


ちょっとひとこと言ってくれるだけでも全然私の気分は変わるのです。



失礼はいやだから食卓は去れないし

人に気を使われるのもいやだし。



いろんな国を見てきて、こういう経験がないわけではない。


自分なりに、退屈そうに見えないように気をつけたり

ある程度は仕方ないとあきらめている。



でも、彼氏なのに、ひどくない?


愛情が感じられない、ということよりも、周囲にそれを察知されて同情されることがもっとイヤだ。



要はプライドが高いのだね。



結構今までは気を使ってくれてたエルビスだけど

こう何週間も続くと、面倒なんだろうねー正直。うん、それもわかるんだ。

いちいち訳さなきゃいけない、って。


完全に私は非力なのだよ。同じ土俵に立ててない。




この家でのwifiの接続がうまくいかなくて

ネット中毒の私が3週間、VAIOを離れて、ようやくモダン・ライフに戻ってきたのに

ネットなしで彼の帰りを待ち続けている、というのがあまりに哀れだったようで

中古のモデムを探したりとか、いろいろがんばってくれたエルビス。

昨日の夜ようやく開通して、感謝でおもいっきり抱きしめたい気分だったところに


久々の約束破り。



感謝も忘れてむっとしましたよ。



そこから、ありのままの自分を受け入れてくれないのなら無理、みたいな話になっていき


エルビスがついに正体を見せた。



日本に来るまでのエルビスは本物っぽい。

でも、日本に来てからのエルビスの気持ちに関しては完全にフェイクだ。


結局自分の気持ちを説明できない。


一緒にはいたいんだそうだよ

でも一緒にいるのはつらいんだそうだよ


日本はまったく好きになれなくて


退屈で


毎日滅入ってた、と言われた。

正直すでに自分たちの関係に確信を持てなくなっていた、と言われた。



じゃあ、どうしてフランスに呼んだのか

戻ってからの仕事を、私にどうしてあきらめさせたのか

ここに及んでなぜ3カ月まで滞在を延長してほしいなんて言うのか


問いただしても、わかりにくい答え。

納得するまで説明してくれない彼。


ぜんぜんわからない、エルビス。



愛情がないな、ってことは気づいてたけど

ちょっとびっくりな発言ばかりだよ。


私に対する不満も日本にいたときからずっとあったんだって。


すぐ怒る、とか、怒ると黙っちゃう、とか。



結局、きちんとしっかり基本的なことを話し合うことをしてこなかったのがいけなかったんだと思う。


何もわかり合っていなかったのだよー。



そして、私は、彼に一度も好きとか言ってあげたことがなかったみたい。


私の方こそ正体不明だったみたい。

どう思われてるのか、その笑顔が本物なのかわからない、と。


ちょっとそれには気がつかなかった。

十分に愛情表現をしてきたつもりだったのだけど、直球じゃなくて届かなかったらしい。


好きって言葉で言ってあげてなかったかー

言ってたと思ってたよー



昨日は、2年前に破局してからの私の心情の変化ををしっかりと説明し

今フランスでこうして一緒にいて、エルビスとこんなにも価値観が合わず、エルビスとはビジネス・パートナーにはなれない、と伝えた。

エルビスは、私と一緒に事業を興したかったの。

そこまで具体的にいろいろ将来設計されてたから、私も真剣に考えなきゃと思ったし

このすれ違いは致命的、と思ったのだ。



結局夜も遅くなり、話は中断、でも別れること・延長なしで予定通り帰ることは決定的になった状態で

初めて別々に寝た。



私は、旅の途中に大喧嘩したときと同様、ほとんど一睡もできなかった。



ずーっといろんなことを思い返していて、


で、不思議なのが、ぜんぜん泣かなかったことだ。

悲しくないのだ。


ただ、ひとり夜じゅう考えて気付いちゃった。


エルビスはすばらしい人だし、一緒にいて超楽しい。

でも、私のことを大好きなエルビスが好きであったのであって、自分を好きでないエルビスには興味がないのだ。


こんなことって初めて。


エルビスの本質が好きになったわけではないということ?


すごく好きだと思ってたんだけど。




今日もランチは戻ってきてくれたけど、特に話すこともなく。


ただ、今夜はこの土地の伝統料理を出すレストランに連れて行ってくれるんだって。


この気遣いも意味不明でしょ?


私はもっと完全に理解できるまで話し合いたい。




私はなるべく早くここを出なきゃ、と思って

ネットが戻った今、友達に連絡を取ったり、電車を予約しようとしたりと忙しい。

(・・・のに何時間もかけてこれ書いちゃった。吐き出したかったのだろう)



エルビスがパリに送り届けてくれる予定だったから、石鹸いっぱい買っちゃったし

しかも一人で運べる荷物の量じゃない。


これは段ボール日本に送らなきゃだな。





あー何もできないうちに、エルビスがあと1時間で帰ってきちゃうよ。



また話の続きを報告しますね。




あまりいい話じゃないけど。



エルビス無理、って思ってすぐ思ったのは

シングルになる覚悟ができたこと、

日本に戻ったら、仕事探しを今度こそ真剣にして、それがたとえ派遣であっても絶対に一人暮らしを開始しよう、ということ。



このままではいかん。


すべて振り切りたい。