「SHOP CHANNEL」は、「ペラペラ」の世界 | 100万人の中国語 

100万人の中国語 

田中則明(たなかのりあき)
小田原在住。中国語研究家。

中国語の二つの壁:「四声」と「日本語にない母音子音」

『これ以上解り易く出来ない!中国語』
『”核文字”で もやもやすっきり 中国語文法』
『”核文字”で 中国語文法 総仕上げ』

J-COMの「SHOP CHANNEL」

や「ジャパネット タカタ」等の

商品紹介のTVチャネルを見て

いて、(と言っても、毎日真剣に

見ている訳ではなく、ザッピング

しているうちに目に入ってしまう

のだが)、そこで感じるのは、


これは、


「ペラペラ」の世界、


だということだ。


自分が、中国語を研究対象と

して研究すればするほど、

「語学」

という言葉と、

「ペラペラ」

という言葉に反発を覚え、


「英語、中国語、スワヒリ語・・・

 などと具体的に言え、どこにも

 “語学”などと言う外国語は無いぞ。」


「私が、ペラペラ?

 笑わせるな。

 “ペ”がいいところだ。」


などと、心の底で、呪詛して来たが、

そんな私でも、認めるのが、これらの

チャンネルに登場する

「お嬢さん、妙齢婦人、おば様、

 おばあちゃま、タカタさん」達だ。


これは、まさに

「ペラペラ」の世界だ。


とにかく、頭の回転も早いし、

口も滑舌だ。


それに、いろいろな人、特に魅力的な

女性が入れ代わり立ち代わり登場する

のが見ていて楽しい。


そこで、二つの可能性に思い当たった。


1.中国のヒアリングテストは、

  中国語のこういうサイトを見させた後、

  「さて、この商品の特徴は?」

  と聞いて、答えさせるというのは、

  どうだろうか?


  結構専門用語も出て来るので、

  TVニュースよりは難しい。


2.身内に未婚男子がいる場合、

  この男子に勧めて見させる。


  なぜ?


  自分の好みのタイプを、

  知る上で役に立つからだ。


  「ああ、自分は、こういった感じの

   女性に魅かれているんだ。

   よし、街で、探してみよう。」

   となるはずだからだ。


  あんなによくしゃべる女達は、

  きらいだ?


  大丈夫、家では、あんなにしゃべ

  ってはくれませんよ。