私らしくない | そらぶろ

そらぶろ

果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

人見知りが激しい私は一緒に働く仲間ともなかなか打ち解けません。
聞かれたことには答えるけど、自分から話しかけることはめったにないんです。
だから、知らない人に声をかけるなんてありえない。

先日、バスで停車ボタンを押そうとしたら、私の前に座っていた女性が先に押しました。
私より10歳くらい年上の方。
ボタンを押す指先にとても綺麗なネイルをされていました。
彼女に続いてバスを下りると「乗る前は寒かったけど、下りたら暖かいわね」とその方が話しかけてきました。
「そうですね…」
それしか言えず、内心「参ったなー。話なんかないよ。早く離れたいな」。
歩く方向が同じだったので、変に足早に去ることもできず、かなり困りました。

後日仕事でガラガラ台車を押していたら、パンを選んでる女性の手が目に留まりました。

「あ!こないだの!」と声が出てしまいました。
振り返った女性は怪訝な顔。
あわてて「先日、バスで一緒だったんです」と言うと「あら、あのときの!まあ、覚えててくださったの?嬉しいわ」。


普段ならありえない。
知り合いが来ても、できるだけ気づかれないよう、話しかけられないようにその場を離れることが多い私なのに。


自分の行動にびっくりでした。
でも、そこになんらかの答えを見つけたような気もしています。