コツコツ | そらぶろ

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果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

先日バスに乗ると、後ろから外国人の親子が乗ってきました。
北欧の方かな、色白できれいなお母さん。
抱っこしてる8ヵ月くらいの男の子も、日本人の血は流れてなさそうな子。

ベビーカーを持っていたのだけど、そのバスは最近市内に多い小さなバス。
15人くらいしか乗れず、通路もすごく狭いもの。

「ベビーカーの置き場がないんですよ」と運転手さん。
お母さんは運転席の横のスペースを指して「そこにいいですか?終点で降りるので(自分で置いて自分でおろすから、運転手さんに)ご迷惑かけません。」と。

流暢な日本語。

私の後ろに座った親子。
お母さんは子供に「喉乾いた?ジュース飲む?」「暑くないかな?靴下脱ごうか?」と、ずっと日本語で話しかけていました。

やっぱりだんなさんは日本人なのかな?

しばらくして子供が機嫌悪くなると、「コツコツ、コツコツ」と言うお母さん。
「コツコツ、コツコツ」とお母さんが言うたびに、嬉しそうな笑い声をあげる男の子。

「コツコツ、コツコツ」は日本語じゃなくて、その方の国の子供をあやす言葉なのかもしれません。

きれいな日本語の合間合間に出る「コツコツ、コツコツ」は、なんだかとても魅力的で、私はバスを降りてからもその声が頭に響いていました。