この冬は寒さが厳しいので、うちの生姜消費が激しいです。
生姜はからだを温める、と知られているけれど、食べ方によってはそうはなりません。
漢方では生姜には「小熱」「大熱」があります。
「小熱」は生の生姜、「大熱」は乾燥させた生姜です。
生姜の主成分はジンゲロールというもので、それは免疫力アップや殺菌、からだを冷やす効果があります。
夏に冷や奴の薬味にすると、食中毒予防になったり、体の熱を取ってくれます。
「小熱」と言われる所以です。
逆にからだを温める「大熱」。
主成分のジンゲロールは、乾燥させることでショウガオールを発生させます。
ショウガオールの働きは、血行を促進してからだを温めること。
生姜を皮ごと薄切りにして、数日天日干し。
料理にはもちろん、紅茶に入れて飲むとからだがポカポカ。
生姜を干すのが待てない場合は加熱します。
じゃこの生姜煮
干し生姜に次ぐショウガオールを引き出すやり方は、加熱なので、皮ごと千切りにした生姜を炊きます。
なるべくたくさん。
ポカポカ効果をさらに増すために、水ではなくお酒を使って炊き、砂糖を加えてさらに炊き、じゃこを加えて水分がなくなるまで。
じゃこに塩分があるので、醤油は香り付け程度。
ご飯にもお酒にも合います。
朝食を食べる習慣がない私は、お茶受けに少しいただきます。