今日は、下北沢のleteで「さねよしいさ子」さんの朗読会があったので行って来た。 朗読は「ムーミン」スナフキンの出てくる話で僕の好きな話だった。
スナフキンが旅をしていると、ハイ虫という小さな虫が後をつけてくる。
火をたいて音楽を作っているとハイ虫がおどおどとスナフキンに話しかける。
どんなに、スナフキンに憧れているか、自由なことがどんなに羨ましいかを喋りまくり「スナフキンのことを崇拝してます。」と言う。
スナフキンは、いらいらして来た。
「きみ！そんなに誰かのことを崇拝すると自由じゃなくなるんだぜ！」
ハイ虫は、またおどおどと
「せめて名前をつけてもらえませんか？僕には名前がないんです」
スナフキンは、ハイ虫に「ティーティーウー」と言う名をつけてあげる。ハイ虫は喜んで「ティーティーウー！」と叫びながらどこかへ飛んでいった。
ハイ虫は名前を持つことで自我に目覚めもうスナフキンのことを崇拝しなくなる。その代わり自分の家を作り、自分の自由を作り始めようとする。
また独りになったスナフキンは、焚き火の前で曲つくりに取り掛かり、少し寂しく思いながらも一人でいることの、大きな喜びを感じていた。
僕なりの解釈をするとこんな話だった。
いさ子さんは朗読も歌もうまし。
グイグイと世界に引き込まれる。スナフキン好きだなあ。
打ち上げでまた酔っぱらっちった。
結局、いさ子さんと二人でムーミンの話しから、宇宙の話、
時間の話などを夜更けまで話し込んでしまった。