【発祥尽くしの東京編 その2】
出張の朝、最近すっかり定着しているのは、早朝散歩ですが
前の日の夜に結構飲んでいたにも係わらず、この日も6時に起きました
まずは大門を潜り~
増上寺へと向かいました
さすがに朝6時の東京は眠りから目覚めておらず
いつもは車だらけの大門通りにも車が殆んどいませんでした
遠くに見えるのは、東京タワーです…って、そんな説明必要ないよね…
その後、まっすぐ歩くと「増上寺」
にたどり着きました~
この門は東日本で最大の木造門である「三解脱門」ですよ~
「三解脱門」とは、江戸時代初期の1622年に再建されており
江戸時代の面影を残す建造物とのことですよ~
そして、この歴史溢れる重厚な門を潜ると~
「大殿本堂」と東京タワーが見事な姿を見せました~
「増上寺」とは1393年に建立され、以来徳川家の菩提寺として繁栄してきており
二代将軍徳川秀忠をはじめとする6人の将軍とお江の方が永遠の眠りについています
それにしても、東京タワーとのコラボが素敵ですが
この絶景を一人占めしてるかと思うと、早起きしてよかったな~と思いました
どうです、堂々とした姿でしょ…
残念、一人占めではなかったか…
ま、東京を代表するお寺を一人占めするなんて、ありえないよね~
因みに、スタート地の「大門」から「大殿本堂」に至る道のりは
穢土(えど)(現生)から極楽浄土に至る世界を表していており
「三解脱門」を潜ることで煩悩を解脱し、大殿阿弥陀仏の元へと向かうそうなんです
と言うことは、ここにいる僕はあの世にたどり着いたということでしょうか…
「大堂本殿」は中に入ってお参りすることができるので、しっかり手を合わせてきました~
そして、いつ来ても綺麗に飾り付けしてあるお地蔵様の横を通りすぎ~
いざ、「東京タワー」
へ
それにしても、東京とは思えないほどの新緑からマイナスイオンをもらいつつ
「東京タワー」
を目指す道のりは気分爽快でしたよ~
そうそう、「東京タワー」は昨年で開業55周年を迎えたんですね~
そして、更に進むと、早朝散歩の最終目的地である「愛宕神社」
にたどり着きました
「愛宕神社」 とは1603年に徳川家康公により創建された
東京23区内で自然の地形としては一番高い、愛宕山(標高26m)の山頂にあるんですよ~
因みに、当神社は日本三大愛宕神社の一つとして有名ですが~
もっと有名なのは、この階段
曲垣平九郎の故事にちなみ「出世の石段」と呼ばれる急な石段なんですよ~
時は1634年、時の将軍家光が「増上寺」の参拝の帰りにここを通った際に
愛宕山の山頂には梅の花が満開に咲いていたので
「誰か馬に乗って、あの梅を取ってまいれ」と言う命を出されましたが
この急な石段にビビって躊躇する大勢の家臣のなか
四国丸亀藩の家臣の曲垣 平九郎(まがき へいくろう)と申す者が見事に梅を取ることができ
家光公から「日本一の馬術の名人」と讃えられ、日本中にその名を知られるそうになったそうです
「青ブロ」と階段とは切っても切れない仲とも言われていますが
この階段は強烈に厳しかったよ~
そして、なでられすぎて変形していると思われる「招き石」を
これでもかってな感じでなでまくって、福をいっぱい身につけました~
こういう時、息子くんがいたらよかったのにな~、と思うんだよね~
また、ここは都心のオアシスと言われるだけあって、心安らぐ場所もありましたよ~
そして、強烈に怖かったのは下りの階段
今までいくつもの階段を制覇してきたこの僕も、思わず躊躇するようなこの急階段
足を踏み外したら大けが間違いなしの状態のなか、真ん中にある鎖を掴みながら
ヨタヨタと下りていきました~
こんな階段を馬で上り下りしないと出世できないなら、僕に縁がないのも当然かな~
江戸時代の名残りがしっかり残っているのも東京ですが
やっぱりこうやって新しい建物ができるのも東京ならではですね~
この日の散歩は1時間強、我ながらよく頑張りました~
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