【晩秋の鎌倉編 その2】
「長谷寺」の次は、お楽しみのランチタイム
今回のお店は「長谷寺」から徒歩15分、由比ヶ浜にある「つるや」
ここは、文豪川端康成を始めとする鎌倉の文人たちや
女優の田中絹代さんらが足繁く通ったという「うなぎ料理」の名店です
開店は11時30分なので、少し早めの11時20分頃に到着するよう行きました
既に1組待っていたので、並んだのは2番目
11時25分を過ぎた頃、入口が開き中へ通されました
店内にはうなぎのタレの甘~い香りが漂っていて、窒息しそう
僕は予約してなかったので
『出来上がるまで50分位待ってもらいますけど、いいですか』
と問いかけられる
この店は注文が入ってからさばき、蒸し、備長炭で焼き上げるので、
待ち長いが待つ価値は充分あるという評判の店だけに、即座に
『待ちます、待ちます』
と元気に返事をして、1階のテーブル席に通されました
しかし、次のお客さんには
『満員で、次に案内できるのは13時30分ですが、いいですか』
と言っているのにはビックリ仰天
1階には4人がけテーブルが2つあって、座っているのはカップル1組とおじさん1人(僕ですね)のみ
東京なら100%相席なのだが、流石鎌倉の老舗だけに相席はしないのですね
2階は予約のお客さんでいっばいみたいです
そして、予約の電話には
『すいませんが、未就学のお子さんがいる場合はお断りしてます』
と言っていました
ここまで書くと、間違いなく賛否両論のご意見があると思います
しかし、僕はこういう老舗の店くらいは、大人がゆっくり食事できるように、
強いこだわりを持ってもいいんじゃないかと思っています
注文したのは「うな重(2,100円)」と「きも吸い(210円)」
因みに、「うな重」2,100円が最安メニューです
まずは、うやうやしくお茶が出てきました
本当はビールが飲みたい処ですが、予算オーバーで諦めました
待つこと45分、「うな重」が「きも吸い」を引きつれて、うやうやしく登場
「うな重」の香ばしい香りが脳天を刺激し、たまらな~い
写メ見ながらこれを書いてるだけで、ヨダレが出てきました~
このふっくらした「うなぎ」見てくださいよ
関東流らしくふっくらフワフワしていてメチャメチャ美味しい
あまりの美味しさに思わずガッツポーズ・・・
しませんよ
格式高い老舗の店で「うなぎ」を食べてガッツポーズしていたら、
不審者と思われて間違いなく退場ですからね
そして「きも吸い」も『美味し』
タレのついたご飯も『美味し』でした
目の前のカップルは楽しそうに話しながら食べているが、
独り身のおじさんは食べる事しかすることがないんで、せっせと食べて、あっさり完食
結局、待つこと45分、写メ撮ること5分、食べること10分の合計1時間で店を出ました
鎌倉の散策はこれからが本番です
最後に、関東と関西では「うなぎ」の調理法が違うって知ってますか
【関東流】蒸してから焼くので、ふっくら、フワフワしていて柔らかい
捌き方は背開き
武家の町江戸では、腹開きは切腹に通じるから嫌だったらしいです
【関西流】蒸さずに焼くので、表面はパリッと焼き上がり、食感はサクサクしてますが、中身はふっくらジューシー
捌き方は腹開き
皆さまの町の「うなぎ」はどっちですか