即効性のある栄養療法 | 細野周作のPANクリニック

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細野クリニックでは、アトピー性皮膚炎、頸や腰の痛み、顎の痛み、頭痛、O脚など、様々な症状を統合医療の観点から治療しています。

骨格条件、栄養条件、メンタルバランスを改善し、健康レベルを上げていきましょう。

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栄養療法は一般的に、体質改善を目的に行うものと考えられている。
西洋医学のなかの漢方みたいな位置づけととらえてみるとわかりやすいだろう。
漢方も、証があうときは、長期間飲み続けていき体質を改善していくことがよくあるが、
必ずしも長期間飲まないと効かないわけではない。
証が合うと、びっくりするくらい即効性の効果があり体調が上向くことがある。
特に感冒をはじめとする急性期疾患の場合は顕著で、アトピーのような慢性疾患でも
症状は大きく緩和することがあるのだ。

アトピーに対する栄養療法は、皮膚の健康レベルによって効果の出方が大きく変わることがわかっている。
浸出液が出るレベルであったり、身体の中からこみ上げる強いかゆみがあり皮膚を搔き壊してしまうような皮膚の健康レベルが低い場合は、なかなか思ったような効果がでないことが多い。
一方で、掻くと炎症が起きて赤く発赤するがステロイドの外用をするとすぐに症状が緩和するくらいのレベルの方は栄養療法の効果を実感できるだろう。
しかし皮膚のターンオーバーは約一か月であり、皮膚の代謝に影響を与えて治療効果をだしていくので、効果の出方は月単位になるわけだ。
どのレベルだと栄養療法の効果がよくでるかは、理解していない方が多いようなので、項を改めて別の機会に詳しく説明しよう。

2月に入り、暖かい日が来た後から急に花粉症の症状が強く出て悩まされている方が増えてきた。

花粉症に対しては、抗アレルギー薬の内服や点鼻点眼薬で症状をコントロールしていくことになるが、症状が強いときは思うようコントロールされずに、春のシーズンを辛い思いをして過ごす方もいらっしゃるようだ。

花粉症の症状に対しては、栄養療法は即効性の効果を発揮することがわかっている。

当院では、抗アレルギー作用と免疫調整作用のある栄養素を組み合わせて症状をコントロールしていくことになる。内服して血中濃度が効果を発揮するレベルに上がっていくと、ピタッと鼻水がとまることが多いので薬のように効果を実感することが多い。
また腸内環境改善も併用すると効果が発揮するが、CMされているような乳酸菌は思ったよりも花粉症に対する即効性の効果は低く、当院では花粉症に対しては違うメカニズムのものを使って対応することが多い。

抗アレルギー作用と免疫調整作用のある栄養素、腸内環境改善の三つ巴の花粉症対策は即効性があり、通常の標準的な治療だけで効果が不十分な方にとっては、相乗効果が十分に期待できる。