亜鉛 続き | 細野周作のPANクリニック

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細野クリニックでは、アトピー性皮膚炎、頸や腰の痛み、顎の痛み、頭痛、O脚など、様々な症状を統合医療の観点から治療しています。

骨格条件、栄養条件、メンタルバランスを改善し、健康レベルを上げていきましょう。

亜鉛が足りないと皮膚炎を起こすことがある。

アトピーではなく、亜鉛欠乏性皮膚炎という病気だ。


手足先や外陰部など擦れやすい部位に、

びらんや紅斑ができる。

あと脱毛や下痢が併発することが多い。

国家試験的には、暗記のために

皮膚炎(dermatitis)、脱毛( dehairing)、 下痢(diarrhea)の頭文字をとって

3Dと覚えたりもする。


原因は、遺伝のものと、遺伝でないものにわけられる。

遺伝でない原因には、

食事が取れない方の長期点滴療法や

胃や腸を切除してしまい、ミネラスが吸収できなくなったことなどがある。

健康な方が、通常の食事をしていれば、亜鉛が不足して

この病気になることはまれだ。


検査は、血液検査や尿検査で亜鉛の濃度を調べることが多い。

濃度が低く、症状と合致すれば、欠乏による皮膚炎の可能性が高い。

あと血液検査でよく測定するALP(アルカリフォスファターゼ)という酵素があるのだが、

亜鉛が不足すると低い値になることが多い。


皮膚炎がなくても

亜鉛の血中濃度が低かったり、ALPが低い方がいる。

そういった方は亜鉛欠乏と考えてよいだろう。

亜鉛の働きや亜鉛の取り方については、

さらに次回に続く。


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