臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~


裁判と労働組合のなかで自覚のたかまりも

(弁護士 仁比聡平氏 談)


 山口県労連副議長よりマツダ原告団の姿が紹介されましたが 、昨年7月からマツダの弁護団に参加して凄いと思うのは、原告団会議を彼ら自身が大切にしていることです。裁判の期日に三重や熊本から、それぞれ働いているところで休みを取るために、何ヶ月も前から調整するのでしょうね。シフトとか会社とか同僚との関係を調整して、何とか裁判の期日にみんな集まろうということを大切にしている。口頭弁論が終わって報告集会が終わったあと、必ず原告団会議をやっている。原告団会議を原告労働者自身がよりどころとして大切にしている。


 そして彼らが、県内のほかの労働事件、特に非正規関連のたたかいについて我が事のように連帯して頑張ろうとしている。地域ユニオンの中心のような役割を果たそうとしているんですね。原告団ニュースには必ず他のいくつもの裁判や闘争の様子を、原告団自身がつかんできた見方で紹介している。非正規や苦しんでいる人たちの連帯の要になろうとしている自覚が生まれているのではないでしょうか。


 ある原告は「県労連に相談して労働組合を作って原告になってたたかって本当によかった。裁判は長くなっているがもしあの時『仕方ないや』と黙ってマツダを辞めていたら、なぜ自分たちはこんな目に遭わなきゃいけないのかさえわからずに、人生そんなものだと思って暮らしていたのではないか。なぜこんなことが起こっているのか、自分たちは何のために頑張るのかがわかっただけで、あのとき県労連に相談してよかった」と話していました。




冊子「前衛」4月号

座談会 「『国際競争力』を口実とした新たなリストラ・非正規切りに国民的反撃を」より












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