そのあと、別会場で報告集会がありました。
最初にマツダ訴訟原告団団長の挨拶で「今回のこの終わり方は納得いかない」と怒りを隠せない様子。
そして弁護士より、別室での協議の説明がありました。
まず原告側は裁判長に対して、山口労働局からの是正指導の書面と、マツダと派遣会社の間との契約書面を裁判長に提出させるための文書提出命令を出すように要請。
それに対して被告側は「提出する必要はない」と反論。
すると裁判長は被告に対して
「マツダは派遣法違反はしていないと言うのなら、文書を出せばいいのでは」と意見したそうです。
そして最後に
「被告側が切り込めないのは、傍聴席にたくさんの人がいるから」
「裁判長が判断に慎重になるのは、たくさんの傍聴者と、これまで3回に分けて提出した合計15000筆の署名があるから」
と、改めて傍聴者と署名の重要性を述べて頂きました。
今回も、広島から広島県労連の委員長が応援に駆けつけてくれました。
「広島では和解が成立した。広島県労働委員会から和解勧告が出た。それをマツダ側も認めた。正直応じるかどうか迷ったが、応じれば派遣法に一石を投じると判断した。」
さらに「広島県労連としても、マツダ原告団を精一杯応援していく。」と力強いお言葉を頂きました。
そして今日、傍聴に来てくれた山口県内で共に闘う仲間より
「労働問題がたくさん起こってる中に、まさか自分が入るとは思わなかった。おかしなことがまかり通る世の中で大企業だけが潤うようなやり方を、みんなで変えていきたい。」
「初めて裁判を見たが、自分たちの団体交渉より穏やかだった。なぜ裁判が長引くのか分かったような気がする。会社に意見出来なくて、自分自身に対して煮えたぎる思いがあるけど、マツダ原告団のみなさんの諦めない姿勢に勇気を貰って、私たちも頑張っていきたい。」
と、お言葉を頂きました。
裁判も終わり、原告団メンバーで…
原告団名物マドレーヌを囲んでの反省会。
久しぶりの再会に時間の経つのも忘れてしまいました。
明日からまたいつもの生活に戻ります。
次の裁判へ向けての私たちの闘いも明日から始まります。
次回、第7回口頭弁論は12月16日に行なわれます。
それまで、またいつもの「生活」という闘いの中で、マツダ裁判の「勝利」を勝ち取るために、これからも邁進していきます。